電子書籍

戦国ラン

手柄は足にあり

黒澤はゆま

¥880(本体)+税   
発売日:2022年06月07日

合戦の舞台を、歴史小説家がひた走る!
「手柄は足にあり」という上杉謙信の言葉の通り、戦国時代の人々はとにかく歩き、そして走ることで戦いの中を生き抜いた。戦国武将たちが駆け抜けた戦いの道を、歴史小説家が実際に走り、武将達の苦難を追体験する。彼らは何を思い、そして願いながら、戦場をひた走ったのか?
合戦の現場を足で辿ることで、文献史料を読むだけでは分からない、武将と戦いの実像が見えてくる⁉


商品情報

書名(カナ)センゴクラン テガラハアシニアリ
判型新書判
ページ数256ページ
ジャンル歴史・地理
ISBN978-4-7976-8102-4
Cコード0221

著者略歴

黒澤はゆま(くろさわ・はゆま)

歴史小説家。1979年、宮崎県生まれ。
著書に『戦国、まずい飯!』(インターナショナル新書)、『劉邦の宦官』(双葉社)、『九度山秘録』(河出書房新社) 、『なぜ闘う男は少年が好きなのか』(KKベストセラーズ)などがある。好きなものは酒と猫。

目次

第1章 大坂夏の陣
実は幻なのか? 信繁による家康本陣突撃/街道の分捕り合戦/西軍最後の防衛線 清麻呂の運河跡/迷子になったのは誰か?/戦場は天王寺駅/家康本陣が崩れた場所/家康はどこまで逃げたのか/信繁、終焉の地へ

第2章 本能寺の変
報告上手な冷血漢、光秀/古代の道、中世の道/首塚大明神から沓掛へ/光秀の決断の地/悪女のような京都/信長の油断/ついに本能寺へ、その現在の姿は…

第3章 石山合戦
ツーといってドン/軍隊はなぜ真っすぐ進めないのか/環濠都市、萱振/商人の街、平野/住吉大社/熊野街道/遠回りの理由

第4章 桶狭間の戦い
開けっ広げな清洲の町/海の底だった名古屋/「あるかぎり走りまどひ過ぎた」信長/郷土防衛戦争だった桶狭間/計画外の行動をした義元?/夜になってゴールした桶狭間古戦場公園

第5章 川中島の合戦
川中島の名の由来/攻防一体の名城、海津城/天然の要塞/海津城から妻女山へ/十二ヶ瀬から千曲川を渡る/明けてびっくり!眼前に敵/英雄一騎打ちへ/残業6時間15分の戦い

担当編集者より

歴史小説家の黒澤はゆまさんによる、やってみようシリーズ(⁈)第2弾です。前作『戦国、まずい飯!』は、戦国時代の食べ物を再現し、実食する企画でした。たくさんのメディアに取り上げられて、話題となりました。
今回は、戦国武将がたどった戦いの道を、黒澤さんが実際に走ってみました。資料を読みこんで、戦いの道を実走した結果、意外なものが見えてきたことも…。
前作のプロモーションでは、担当編集の私が戦国メシを調理する動画を作成しましたが、今回は、担当者も走るべきかどうか…。いや、走らなくても、本書を読めば戦場を駆け抜けた気持ちになれますので、大丈夫かと…。
読者のみなさまも、ぜひ本書を読んで、一緒に戦場を走った「つもり」になりましょう!

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