
戦国、まずい飯!
¥840(本体)+税
発売日:2020年02月07日
腹が減っては戦はできぬ。まずい飯でも食べて、さあ、戦おう!
糠(ぬか)味噌汁を残した井伊直政、雑草を食べた真田信繁、お肉好きな豊臣秀吉……。
歴史小説家として活躍する著者が、さまざまな文献から戦国時代の食にまつわる面白いエピソードを紹介。
さらにはそこに登場する料理を再現、実食する。
果たしてその味は……。美味いのか?まずいのか?
食を通して、戦国時代の人びとの暮らしぶりを知り、思いを馳せる。
商品情報
| 書名(カナ) | センゴクマズイメシ |
|---|---|
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 224ページ |
| ジャンル | 歴史・地理 |
| ISBN | 978-4-7976-8048-5 |
| Cコード | C0221 |
著者略歴
歴史小説家。1979年、宮崎県生まれ。著書に『劉邦の宦官』(双葉社)、『九度山秘録』(河出書房新社)、『なぜ闘う男は少年が好きなのか』(KKベスト セラーズ)など。好きなものは猫と酒。アップルシード・エージェンシー所属。
お知らせ
- 『戦国、まずい飯!』メディア掲載情報 2025年02月25日
- 4月1日 日経新聞に半5段広告を掲出いたしました。 2021年04月01日
- 4月7日 朝日新聞に半5段広告を掲出いたします。 2020年04月06日
- 『戦国、まずい飯!』書評が週刊東経経済に掲載されました。 2020年02月27日
- 2月13日 朝日新聞に半5段広告を掲載いたします。 2020年02月11日
担当編集者より
この企画がスタートしたのは、およそ1年前。
著者の黒澤さんから最初にもらった原稿は第5章のスギナでした。
スギナがそもそもツクシとは親子関係にないこと、太古の昔、スギナは巨大で森を作っていたこと、松代藩の藩祖となった真田信之(NHK大河ドラマ『真田丸』では大泉洋が演じてましたね)が、逃避行中に雑草であるスギナを食べて飢えをしのいだこと、そしてスギナは実食するとやっぱりマズイことなど、短い原稿ながらも、初めて知ることがたくさんありました。
朝メールを開けて、黒澤さんから新しい原稿が届いていると、他の用事はさておき、まず、「まずい飯」の原稿に目を通すくらいに楽しみにしていました。
信之の弟の真田信繁(幸村。『真田丸』の主人公で堺雅人が演じてました)が、焼酎をおねだりする手紙が残っていること、薄味の料理を出された信長が料理人を殺すよう命じたこと、小田原の陣で大友宗麟が仲間の大名に牛肉料理を振る舞っていたことなど、面白い逸話が満載で、さらに再現した料理と実食レポートが軽妙な筆致で綴られていて、戦国時代の食の世界に「へぇ~」「ほぅ」と感心することしきり。
仕事とはいえこんな面白い原稿が最初に読める編集者の役得を感じた1年でした。
ぜひ、読者の皆さまにも、「戦国時代の食の世界」をお楽しみいただければ幸いです。




