
我々の死者と未来の他者
戦後日本人が失ったもの
¥940(本体)+税
発売日:2024年04月05日
戦後の日本社会に対する「解像度」が上がる一冊!
なぜ、日本人は気候変動問題に対する関心が低いのか。
そのヒントは司馬遼太郎や村上春樹らの小説、さらに『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』などの漫画作品にあった。
「未来を変えること」と「過去を新たに見出すこと」は別のものではない。両者は同じ対象を二つの側面から眺めたのであり、その視線は緊密に結びついている。
日本人が切り捨ててきた〈我々の死者〉、そして〈未来の他者〉をキーワードに、過去・未来と現在との「分断」の正体を暴く。
商品情報
| 書名(カナ) | ワレワレノシシャトミライノタシャ センゴニホンジンガウシナッタモノ |
|---|---|
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 256ページ |
| ジャンル | 社会 |
| ISBN | 978-4-7976-8137-6 |
| Cコード | 0236 |
著者略歴

社会学者。1958年、長野県生まれ。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。現代社会の諸現象を、高度なロジックで多角的に検証する。著書『不可能性の時代』(岩波新書)、『三島由紀夫 ふたつの謎』(集英社新書)、『社会学史』(講談社現代新書)、『新世紀のコミュニズムへ』(NHK出版)など多数。
目次
第1章 〈死者〉を欠いた国民
第2章 トカトントンは鳴り響く
第3章 二段階の哀悼――その意義と限界
第4章 仮象としての大衆
第5章 青みどろだけがいた
第6章 スロウ・ボートは中国に着いたか
お知らせ
- 『我々の死者と未来の他者』メディア掲載情報 2024年08月22日
- 4月6日 朝日新聞に半5段広告を掲出しました。 2024年04月06日


