吾も老の花
¥1,800(本体)+税
発売日:2025年10月24日
老(おい)を笑えば福来る。
チャーミングなばあさん街道をテクテクとゆくアガワの、
古稀超え・等身大エッセイ!
老いを悲観せず、おもしろがる「老人力」は、男性にはあるが女性にはあまりないのでは、と故・赤瀬川源平氏は言った。そんなはずはないのでは、と自らも高齢者の仲間入りした阿川佐和子。たるんでいく身体、落ちていく体力、衰える記憶力――日々やってくる「老い」を慈しみ、笑い、今日も女の老人力を探しにいく。
「冥途の土産にこの本、持っていってくださいな。」
◎季刊誌『kotoba』の人気連載「吾も老の花」全20回を収録!
◎ジェネレーションギャップ、友人付き合い、体力の衰え、体形変化、時代の流れへの適応など、等身大の「老い」話がたくさん
◎読後感爽快! ポジティブ・シニアエッセイ!
◎『CREA Traveller』での人気の旅連載からの抜粋も
商品情報
書名(カナ) | ワレモオイノハナ |
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判型 | 四六判ソフト |
ページ数 | 256ページ |
ジャンル | エッセイ |
ISBN | 978-4-7976-7470-5 |
Cコード | 0095 |
著者略歴

作家、エッセイスト。1953年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。TBS『情報デスクToday』『筑紫哲也NEWS23』ほかでキャスターを務めたのち、執筆を軸にインタビュー、テレビ等で幅広く活動、女優業もこなす。現在、テレビ朝日系『ビートたけしのTV タックル』『日曜マイチョイス』、BS12『鶴瓶ちゃんとサワコちゃん』にレギュラー出演。2014年第62回菊池寛賞をはじめ文学賞の受賞も多数。近著『阿川佐和子のきものチンプンカンプン』(世界文化社)、『だいたいしあわせ』(晶文社)。
目次
吾も老の花
女の老人力/羞恥徹底/叩く女
友情の果て/呼称疑念/風呂場の矜恃
気づかない力/素直の力/救世の技術
そこに矜恃はあるんか/スッピン願望/従順なる夫
ジェンダーの壁/高齢初体験/デジタル徘徊
聞こえる力/老いても恋/LOW化現象
回顧の楽しみ/終の住処幻想
父と歩けば
父とごま塩/天国の誓い/父と歩けば
おっしゃる通り/イライラ買い物/母の旅
クルーズへの誘い/小娘の船旅