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インフォメーション 2019年06月05日

6月6日発売 「kotoba」2019年夏号は「シャーロック・ホームズとコナン・ドイル」特集!

今回のkotoba(コトバ)の特集テーマは、「シャーロック・ホームズとコナン・ドイル」です。

シャーロック・ホームズが、世界でもっとも影響力のある架空の人物の一人であることは、ミステリーファンでなくても常識かもしれません。彼が住んでいたとされるロンドンのベイカー街は、シャーロック・ホームズに会いにくるファンで常ににぎわい、ホームズを主人公にした新作映画やテレビドラマ、コミックス、アニメなどが毎年世界のどこかで作られています。

そんなホームズについて、新たに語ることはあるのか? いや、たくさんありました。今回、日暮雅通氏を始めとした日本のホームズ専門家(シャーロッキアン)はもちろん、世界的な大作家で、ホームズ正典の「続編」である『絹の家』を執筆したアンソニー・ホロヴィッツ、コナン・ドイルの創作技法を学びマンガを描いてきたという荒木飛呂彦先生、作家を志すきっかけがホームズだという、あさのあつこ先生などに登場していただき、徹底的に論じていただきました。
目次を見ると、
「ホームズとカニバリズムと南方熊楠」
「物理学者が見たシャーロック」
「ホームズと家計簿」
「ホームズの英国的な変人ファッション」
などなど、刺激的な記事が並びます。

今回の特集のもうひとつの「売り」は、今年生誕160周年を迎えたコナン・ドイルを取り上げたことです。ホームズを生み出した原作者なのにちょっと影が薄いドイルですが、彼もまた波乱に満ちた作家人生を送った人物でした。
そんな彼のホームズ物以外の作品の魅力、神秘主義(スピリチュアリズム)との関係、志願して従軍したボーア戦争とのかかわりなど、ヴィクトリア朝時代のイギリスという時代背景も踏まえながら、興味深い記事が収録されています。

集英社クオータリー「kotoba(コトバ)」2019年夏号は6月6日(木)発売です。ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。

kotoba編集長
佐藤信夫