
税のタブー
¥860(本体)+税
発売日:2019年08月07日
日本の税制の抱える問題に、わが国の税法第一人者が迫る!
政治家と官僚まかせにした結果、税制は複雑、不公平なものとなった。特別措置法は乱用され、企業への優遇措置は隠されたままである。酒の販売免許制度は選挙の票集めに利用される。不公平税制の真因を、税の成り立ちから考える。
商品情報
| 書名(カナ) | ゼイノタブー |
|---|---|
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 256ページ |
| ジャンル | 政治・経済 |
| ISBN | 978-4-7976-8041-6 |
| Cコード | 0233 |
著者略歴

青山学院大学学長。1950年、東京都生まれ。一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。博士(法学)、弁護士。民間税制調査会メンバー。元政府税制調査会専門家委員会委員。著書に『日本の税金 第3版』『日本の納税者』(共に岩波新書)、『よくわかる税法入門(第13版)』『新 実務家のための税務相談(民法編、会社法編)』(編著・監修、共に有斐閣)、『税ってなに?』(監修、かもがわ出版)など。税の御意見番として、雑誌・新聞メディアによる取材多数。
お知らせ
- 『税のタブー』メディア掲載情報 2019年11月07日
- 10月7日 朝日新聞(3面)に半5段広告を掲載いたします。 2019年10月06日
- 『税のタブー』が日刊ゲンダイに書評が掲載されました。 2019年09月10日
関連動画
※本動画の制作には青学TVの協力を得ました
担当編集者より
三木先生との出会いは、私の中では「ピケティ」縁だと思っています。ピケティと言えば、世界的ベストセラーになった『21世紀の資本』で有名ですが、『税の革命』という本があります。日本では知られておらず、この本の邦訳を出したくて、青山学院大学の学長室の扉を叩き、三木先生にお目にかかったのがきっかけでした。三木先生が座長を務めておられる「民間税制調査会」では、『21世紀の資本』を扱ったシンポジウムを過去に開いていますから、まさに適任者だったわけです。ただ残念ながら『税の革命』は、フランスで刊行されてから時間が経ち過ぎ、税制自体も変わり、訳本の出版には至りませんでした。
しかし、三木先生とのご縁は続きました。「『税のタブーを考える』っていうのはどう?」と打診があったのが、2016年の師走でした。そして、大晦日の真夜中、突然、メールが届きます。こんな言葉と共に…
50代の頃は毎年大晦日に原稿を出していました。除夜の鐘を聞きながら、原稿を出すのが、私の癖でもありました。その昔を思い出させてくれた、皆様になんと申し上げたら良いのでしょう。試作品を送ります。
もう、読むしかないわけです。除夜の鐘を聞きながら…。もちろん、私のもとで原稿を止めては失礼にあたるので、編集部の関係者全員に転送しました。おかげで誰もが今までにない新正月を迎えることになりました。
三木先生はこうやって周囲をどんどん巻き込んでいかれます。この本を手に取る読者の皆さまも、気づいたら、税の世界に引き込まれているかもしれません。




