
国家の統計破壊
¥820(本体)+税
発売日:2019年06月07日
国会での公述人がかさ上げの実態を暴く!
第二次安倍政権の発足以降、わかっているだけでも53件の統計手法が見直され、そのうち38件がGDPに影響を及ぼしている。賃金や消費などの基幹統計は、国民生活と密接に結びついたものである。手法の変更によりかさ上げされた数字では連続性がまったくなく、もはや統計の意味をなさない。これは「統計破壊」と呼ぶべき異常事態である。
アベノミクスの失敗を覆い隠すような統計破壊は、なぜ行われたのか。この問題をいち早く追及し国会でも公述した著者が、公的データをもとに統計破壊の実態を暴く。
商品情報
| 書名(カナ) | コッカノトウケイハカイ |
|---|---|
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 224ページ |
| ジャンル | 政治・経済 |
| ISBN | 978-4-7976-8038-6 |
| Cコード | 0233 |
著者略歴
弁護士。1984年、和歌山県生まれ、栃木県育ち。東京都立大学法学部、法政大学法科大学院を卒業。主に労働事件、消費者被害事件を担当。ブラック企業被害対策弁護団所属。著書に、アベノミクスの失敗や日本財政の問題点を、客観的なデータを用いて指摘した『アベノミクスによろしく』『データが語る日本財政の未来』(共にインターナショナル新書)がある。
お知らせ
- 『国家の統計破壊』メディア掲載情報 2019年07月11日
- 6月7日 朝日新聞(3面)に半5段広告を出稿いたします。 2019年06月06日
担当編集者より
2019年2月26日の衆議院予算委員会中央公聴会で、「賃金統計偽装問題」と「GDPかさ上げ疑惑」について公述した明石順平さんの新刊、『国家の統計破壊』が6月7日に発売されます!
この本の執筆を明石さんにお願いしたのは、前著『データが語る日本財政の未来』刊行からおよそ1カ月後、今年3月のことでした。明石さんと食事をしたその帰り道に、「今回の『賃金統計偽装問題』を、ぜひ一冊にまとめていただけませんでしょうか」とお願いしたところ、ご快諾いただけたのです。
そもそも、この「賃金統計偽装」については問題が複雑なので、正確に国民に伝わっているかどうか疑問でした。「3分の1だけ抽出していた」ことばかり注目されていて、「算出方法を変えてかさ上げし、それをそのまま前年と比較している」という問題は正確に認識されていません。その結果、「不正統計は2004年からであり、民主党政権時代も行われていたから、民主党にも責任がある」などと言われていました。
そこで、この問題を前著『データが語る日本財政の未来』でいち早く追及し、その後、国会でも公述した明石さんに、ぜひ問題の本質をまとめていただきたいと思ったのです。そこから「緊急出版を!」という運びになり、怒濤の日々が過ぎていきました。原稿依頼からわずか3カ月後に刊行できたのは、明石さんの並外れた分析力はもちろん、この不正に対する問題意識の高さのおかげだと思います。打ち合わせしていても、明石さんの社会的不正義を許さないという信念が、ひしひしと伝わってきました。
完成した明石さんの原稿には、賃金統計偽装問題から、野党合同ヒアリングでの攻防や誰が数字をいじらせたのかについてまで、国会の議事録や資料をもとに詳細に分析されていました。まるで良質なドキュメンタリーを読んでいるようで、とても興奮しました。
なぜ国家の基幹統計が都合よく歪められてしまったのか。本書ではその真相について、ファクトを積み上げながら丁寧に追及しています。ぜひお手にとってみてください!



