電子書籍

カスハラの犯罪心理学

桐生 正幸

¥890(本体)+税   
発売日:2023年06月07日

あの客は、なぜキレるのか?

「カスタマーハラスメント(カスハラ)」とは、従業員への悪質なクレームや物理的・精神的な嫌がらせ全般を指す。
“店員にキレる客”を誰しも見たことがあるように、カスハラは日本で大量発生している。さらに、コロナ禍によって拍車がかかり、被害は拡大している。
2022年2月には、厚生労働省から「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」が発表された。現代日本において、カスハラは大きな社会問題と化しているのだ。

本書では、犯罪心理学者として長年カスハラにかかわってきた元「科捜研の男」桐生正幸が、豊富な調査実績を基にカスハラを生む心理と社会構造を暴き出す。
接客応対者向けのカスハラ対策マニュアルも掲載。


商品情報

書名(カナ)カスハラノハンザイシンリガク
判型新書判
ページ数224ページ
ジャンル社会
ISBN978-4-7976-8123-9
Cコード0236

著者略歴

桐生 正幸(きりう・まさゆき)

山形県生まれ。東洋大学社会学部長、社会心理学科教授。日本犯罪心理学会常任理事。日本心理学会代議員。日本カスタマーハラスメント対応協会理事。文教大学人間科学部人間科学科心理学専修。博士(学術)。
山形県警察の科学捜査研究所(科捜研)で犯罪者プロファイリングに携わる。その後、関西国際大学教授、同大防犯・防災研究所長を経て、現職。
著書に『悪いヤツらは何を考えているのか ゼロからわかる犯罪心理学入門』(SBビジュアル新書)など。

目次

序章  衝撃の実態
第一章 キレる〝お客様〟たち
第二章 カスハラの心理構造
第三章 〝お客様〟の正体
第四章 カスハラ対策の最前線
第五章 カスハラ防止法案という希望
終章  カスハラのない国へ

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