
何が食べたいの、日本人?
平成・令和食ブーム総ざらい
¥800(本体)+税
発売日:2020年10月07日
1億総グルメへと突っ走った平成ニッポン、そして令和へ
グルメブームと情報化に引っ張られて、身も心も満腹状態を求めて突っ走った平成ニッポン。雑誌『Hanako』や『dancyu』が先導し、『ミシュラン・ガイド』が立ち上がれば一億総グルメ状態へ。日本人は何を思い、何を食べたのか? おいしい歴史と思い出を振りかえりつつ、分析。
そして令和。タピオカドリンク店に行列したのはなぜ? 人気の理由はプニュプニュの食感だけではなかった!? コロナウイルス感染で小麦粉が品切れを起こした理由まで、グルメブームを総ざらい。
●「イタ飯」が教えてくれたティラミスの斬新さ
●マカロンでピークを迎えた平成のスイーツブーム
●じつは何度め? の韓国料理ブーム
●令和のタピオカ人気、お茶そのものの美味しさが立役者!?
●コロナ禍、ステイホーム家庭がお菓子作りの場に
商品情報
| 書名(カナ) | ナニガタベタイノニホンジン ヘイセイレイワショクブームソウザライ |
|---|---|
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 192ページ |
| ジャンル | エッセイ |
| ISBN | 978-4-7976-8059-1 |
| Cコード | 0277 |
著者略歴

作家、生活史研究家。1968年、兵庫県生まれ。神戸女学院大学卒業。食を中心に、食にまつわる生活、女性の生き方などの分野で執筆。著書に『小林カツ代と栗原はるみ』『料理は女の義務ですか』(ともに新潮新書)、『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』(NHK出版新書)、『昭和の洋食 平成のカフェ飯 家庭料理の80年』(ちくま文庫)、『昭和育ちのおいしい記憶』(筑摩書房)、『パクチーとアジア飯』(中央公論新社)などがある。
目次
第1章 情報化が進んだ30年
『Hanako』族の誕生/『dancyu』の成立/『料理の鉄人』革命/『孤独のグルメ』の人気ぶり/「インスタ映え」が意味するのは?
第2章 グルメが定着していく時代
デパ地下ブーム/生春巻きが大人気/2度目の韓国料理ブーム/ゴーヤーが注目された理由//赤身肉に注目/B級グルメの時代
第3章 スイーツ・パン・ドリンク
ティラミスブームとは?/マカロン好き/再発見されるバウムクーヘン/アジアの中のかき氷/高級食パンはなぜ人気なのか?/タピオカ・フィーバー
第4章 時代を映す食文化
「平成米騒動」を振り返る/スローフードブームがもたらしたもの/在来作物に光を当てる/食品ロス問題を考える/コロナ禍とベイキング
第5章 家庭料理の世界
社会現象化した栗原はるみ/辰巳芳子が注目された理由/ル・クルーゼ好き世代/今始まったわけじゃないつくりおきブーム
※目次より抜粋
お知らせ
- 週刊新潮で『平成・令和食ブーム総ざらい』の書評が掲載されました。 2021年03月05日
- 産経新聞に『平成・令和食ブーム総ざらい』書評が掲載されました。 2020年11月19日
- 『平成・令和食ブーム総ざらい』書評が読売新聞に掲載されました。 2020年10月21日
- 10/9 新聞広告 2020年10月08日
担当編集者より
たとえばティラミス、阿古真理さんが指摘する「初めて食べた感」は担当編集者の私も、ブーム初期に経験しました。「マスカルポーネ」という名前も覚えた当時、その世相も一緒に本書で読んでいただくことでブームをつくる味の複雑なストーリーもお楽しみください。

