
リベラルアーツ
「遊び」を極めて賢者になる
¥880(本体)+税
発売日:2022年06月07日
人生をいかに「遊び」つづけるか?
大学などのカリキュラムとして挙げられるリベラルアーツ。その源流を辿ると、それが真に意味するものは単なる教養ではなく「人生を遊びつづけるためのわざ」であり、それこそが低迷する日本社会のよりよい未来のために必要だと著者は語ります。
本書は、リベラルアーツの「遊」の精神を掘り下げながら、それを個人個人が具体的に仕事や教育にどう活かすべきかを古今東西の名著を引きながら論じる、画期的なリベラルアーツ本です。
第1部はリベラルアーツの歴史編。リベラルアーツという言葉の源流から、その本質に迫ります。
第2部ではなぜ「遊ぶ」ことがよりよい未来に繋がるのかを江戸時代の暮らしなどから学ぶとともに、現代の「仕事」について考えます。
第3部は未来編。文化芸術プロデューサーとしてコンサートホールの企画などに携わる著者が自身の活動を例に、「文明」「教養」「大衆」という三つの価値観をあらためて問い直し、これからの時代に必要なのは教養ではなく、「共養」であると提案します。
そしてリベラルアーツを活かして、市民が文化をつくる「未来型の文化的な社会」への道筋を語ります。
商品情報
| 書名(カナ) | リベラルアーツ アソビヲキワメテケンジャニナル |
|---|---|
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 256ページ |
| ジャンル | 語学・教育 |
| ISBN | 978-4-7976-8100-0 |
| Cコード | 0237 |
著者略歴

文筆家、文化芸術プロデューサー。1961年生まれ。(財)欧州日本藝術財団代表理事、代官山未来音楽塾塾頭。サラマンカホール音楽監督として企画した『ぎふ未来音楽展2020』が、サントリー芸術財団第20回佐治敬三賞を受賞。
著書に『138億年の音楽史』(講談社)、『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』『ベートーヴェンと日本人』(すべて新潮社)、共著に『オーケストラに未来はあるか』(アルテスパブリッシング)など。
(写真:新津保 建秀)
目次
第1部 リベラルアーツを知る
序章 リベラルアーツは「無用の用」である
第1章 リベラルアーツの源流1 古代ギリシャの「四科」
第2章 リベラルアーツの源流2 古代中国の「六芸」
第3章 日本にやってきた西洋のリベラルアーツ
第4章 「リベラル」と「アート」を解剖する1 リベラル編
第5章 「リベラル」と「アート」を解剖する2 アート編
第2部 リベラルアーツを遊ぶ
第6章 「遊ぶためのわざ」とは何か?
第7章 いかに人生を遊びつづけるか1 江戸に遊ぶ編
第8章 いかに人生を遊びつづけるか2 実践編
第9章 いかに人生を遊びつづけるか3 仕事編
第10章 リベラルアーツを体得する極意
第3部 リベラルアーツを活かす
第11章 未来をつくるために1 芸術を文化にする
第12章 未来をつくるために2「教養」から「共養」の時代へ
第13章 未来をつくるために3 これからの公共は、市民の手でつくる
お知らせ
- 『リベラルアーツ』メディア掲載情報 2024年04月09日
- 6月9日朝日新聞に半5段広告を掲出いたしました。 2022年06月09日
- 浦久俊彦さん×今尾恵介さん トークイベントのお知らせ 2022年05月23日

