
わたしたち、体育会系LGBTQです
9人のアスリートが告白する「恋」と「勝負」と「生きづらさ」
¥1,800(本体)+税
発売日:2024年07月05日
スポーツの「男らしさ」に悩まされる
LGBTQアスリートたちの「本当の話」
2021年に開催された東京オリンピック2020では、185人もの選手がLGBTQであることを公表したが、そのなかに日本人はひとりもいなかった。
LGBTQという言葉は世間に広まったけれど、日本で「カミングアウト」をしているアスリートは数少ないのだ。
根性を見せることが「男らしい」といわれてきた日本のスポーツ界。
そんな「体育会」で性的マイノリティの選手はカミングアウトせずに辛抱・我慢?
それぞれの「性」は競技の強さに影響? 恋愛事情、家族・友人との人間関係は?
アスリート9人が語る実体験と本音から、この国の隠された現実が見えてくる。
商品情報
書名(カナ) | ワタシタチ、タイイクカイケイエルジービーティーキューデス キュウニンノアスリートガコクハクスルコイトショウブトイキヅラサ |
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判型 | 四六判 |
ページ数 | 224ページ |
ジャンル | 社会 |
ISBN | 978-4-7976-7449-1 |
Cコード | 0036 |
著者略歴
編集者・ライター。1975年、山形県生まれ。鶴商学園(現・鶴岡東)高校で三塁コーチやブルペン捕手を務めた元球児。出版社勤務を経てフリーランスに。野球をはじめスポーツの分野を中心に活動。著書に『あと一歩! 逃し続けた甲子園』『104度目の正直 甲子園優勝旗はいかにして白河の関を越えたか』(共にKADOKAWA)、共著に『永遠の一球 甲子園優勝投手のその後』(河出書房新社)、『甲子園 歴史を変えた9試合』(小学館)。
立命館大学産業社会学部教授。1972年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科中退。専門はスポーツ社会学、ジェンダー/セクシュアリティ研究。共著に『スポーツとLGBTQ+ シスジェンダー男性優位文化の周縁』(晃洋書房)、『ポストヒューマン・スタディーズへの招待』(堀之内出版)、『スポーツの近現代 その診断と批判』(ナカニシヤ出版)。
目次
第1話 「かなわぬ恋」を駆け抜けて
第2話 ワン・フォー・オールの鎖
第3話 氷上を舞う「美しき男」の芸術
第4話 闘争心で「見世物」を超える
第5話 「女らしさ」からの逃避道場
第6話 あいまいな「メンズ」の選択
第7話 「大切な仲間」についたウソ
第8話 自覚しても「告白」できない
第9話 強くて、かわいい女になりたい
〈対談〉田澤健一郎×岡田桂 LGBTQとスポーツの未来を探して
お知らせ
- 『わたしたち、体育会系LGBTQです』メディア掲載情報 2024年12月18日
- 7月5日 朝日新聞に連合広告を掲出しました。 2024年07月05日