電子書籍

罰ゲーム化する管理職

バグだらけの職場の修正法

小林祐児

¥920(本体)+税   
発売日:2024年02月07日

データサイエンスで示す 職場改善のヒント

●大反響!続々重版 8刷!!
●ビジネス映像メディア「PIVOT」著者出演!
●プレジデントオンライン、JBpress、TOPPOINT、フライヤー… ビジネス系WEBメディア・雑誌で話題!

高い自殺率、縮む給与差、育たぬ後任、辞めていく女性と若手――。
社会問題ともいえる日本の管理職の異常な「罰ゲーム化」を、国際比較を含む多数のデータで分析。背景と原因を描き出し、4つの解決策を提案する(詳細は第4章に)。
経営課題として「管理職の活性化」に悩む経営層にも、増え続ける負荷に耐える現場の管理職にも役に立つ、今日から使える知恵とヒントに溢れた1冊。

日本のビジネスの現場を救う”希望の書”!

【「HRアワード2024」書籍部門 優秀賞 受賞】 


商品情報

書名(カナ)バツゲームカスルカンリショク バグダラケノショクバノシュウセイホウ
判型新書判
ページ数256ページ
ジャンル社会
ISBN978-4-7976-8134-5
CコードC0230
刷数第9刷

著者略歴

小林祐児(こばやし・ゆうじ)

パーソル総合研究所上席主任研究員。上智大学大学院総合人間科学研究科社会学専攻博士前期課程修了。NHK放送文化研究所、総合マーケティングリサーチファームを経て現職。労働・組織・雇用に関する多様なテーマについて調査・研究を行っている。単著に『早期退職時代のサバイバル術』(幻冬舎新書)、『リスキリングは経営課題』(光文社新書)、共著に『残業学』(光文社新書)、『働くみんなの必修講義 転職学』(KADOKAWA)など多数。

目次

第1章【理解編】 管理職の「罰ゲーム化」とは何か
管理職の何が大変なのか
減り続けた管理職の数と賃金
順々に消えていく「期待の若手」
死に至る管理職 管理職と健康問題
「覚悟」する男性、「退避」する女性
【理論編①】 学術研究に見る管理職の役割

第2章【解析編】 管理職の何がそれほど大変なのか
負荷を上げ続けるロング・トレンド
働き方改革の「二重の矮小化」
「年功型」と「年輪型」、頭の痛い「年上部下」問題
管理職負荷の「インフレ・スパイラル」
【理論編②】 「管理監督者」と「管理職」は何が違うのか

第3章【構造編】 ここが変だよ、ニッポンの管理職
バグの発生源はどこにあるのか?
「入り口問題」――「いつの間にか管理職候補」の不思議
なぜ管理職の市場価値が下がるのか
「出口問題」――「役職定年」という落とし穴
世代闘争から世代「逃走」へ
【理論編③】 「管理職不要論」を解体する

第4章【修正編】 「罰ゲーム化」の修正法
「罰ゲーム」に対する「筋トレ発想」という罠
1 「フォロワーシップ・アプローチ」――「同じ土俵」をいかに作るか
2 「ワークシェアリング・アプローチ」――エンパワーメントとデリゲーション
3 「ネットワーク・アプローチ」――絆の「地」をいかに設計するか
4 「キャリア・アプローチ」――「健全なえこひいき」と「行ったり来たり」の組み合わせ

第5章【攻略編】 「罰ゲーム」をどう生き残るか
「会社は何もしてくれない」ときに
「アクションの過剰」を抑えるという大原則
仕事の「ものさし」を柔らかくする
「仕事のものさし」はなぜ硬くなるのか

終章 結局、管理職になるのは、「得」なのか「損」なのか

担当編集者より


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