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人物から読む

幕末史の最前線

町田明広

¥920(本体)+税   
発売日:2023年12月07日

人がわかれば、幕末がわかる!

黒船から開国・討幕へ――幕末の激動の15年を、さまざまな立場(将軍・幕閣・藩主・家臣・農民・アメリカ軍人・脱藩浪人など)の11人から読み解く。
彼らの生き様や決断を知ることで、複雑な幕末史が、立体的によく理解できる。
また、歴史研究の現場では、これまでの常識を覆す説が次々に生まれている。
その最新研究から教科書やドラマで作られた従来の人物イメージを覆す。
書き換えられつつある新しい幕末史を紹介。


商品情報

書名(カナ)ジンブツカラヨム バクマツシノサイゼンセン
判型新書判
ページ数256ページ
ジャンル歴史・地理
ISBN978-4-7976-8132-1
Cコード0221

著者略歴

町田明広(まちだ・あきひろ)

1962年、長野県生まれ。神田外語大学教授・日本研究所所長。明治維新史学会理事。上智大学文学部・慶應義塾大学文学部卒業、佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。著作に『島津久光⁼幕末政治の焦点』(講談社選書メチエ)、『攘夷の幕末史』(講談社学術文庫)、『グローバル幕末史』(草思社)、『薩長同盟論』(人文書院)など。

目次

第一章 井伊直弼
――植民地化から救った英雄か?
第二章 吉田松陰
――長州藩の帰趨を左右した対外思想
第三章 マシュー・ペリー
――日本開国というレガシーを求めて
第四章 徳川慶喜
――真の姿が見えにくい「強情公」
第五章 平岡円四郎
――慶喜の政治活動を支えた周旋家
第六章 島津久光
――政治の舞台を京都へ移した剛腕政治家
第七章 渋沢栄一
――農民から幕臣、そしてパリへ
第八章 松平容保
――京都守護職の苦悩と元治期の政局
第九章 佐久間象山
――暗殺の真相と元治元年夏の流言
第一〇章 坂本龍馬
――活躍の裏には“薩摩藩士”としての身分があった!?
第一一章 五代友厚
――幕府を出し抜いたパリ万博への権謀術数

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