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君はるか

古関裕而と金子の恋

古関正裕

¥1,600(本体)+税   
発売日:2020年02月26日

連続テレビ小説『エール』のモデルとなった
作曲家・古関裕而と妻・
金子の若き日の恋の物語

 国民的作曲家・古関裕而(こせきゆうじ)とその妻・金子(きんこ)の純愛を、長男の正裕が綴った恋愛小説。文通のみで恋愛し、ひとたび会った時には、たちまち結婚に至るという、希有な純愛で結ばれたふたり。さりげないファンレターから始まった文通は、やがて熱烈なラブレターへと変わっていく……。

 著者は、この作品を書きたいと思ったわけを本書で次のように語っている。
「私が父のことを本に書こうと思ったのは、父の偉大さを喧伝しようと思ったからではない。父も普通の若者と同じく青春を過ごしていた。そして音楽に熱中し、母と文通し恋に落ちた。それも大恋愛であった。20歳の青年と18歳の乙女が、約4ヶ月の文通のみの交際で真剣に結婚まで考え、そして初めて会ったそのとき直ちに結婚した。父と母が互いに交わした手紙は、百数十通にのぼると推定されるが、その内40通余りが今も私の手許に残っている。
その手紙を読むと、熱中していた音楽の勉強と恋愛の狭間、理想と現実との乖離に悩む青年と乙女の姿が浮かび上がってきた。90年前も今も変わらない若者の悩みだ。そして交際が進むにつれて、友情はやがて恋心に、そして熱烈な恋愛へと発展していく。その心情は、ひしひしと私の胸の底を打つのだった。そんな若者であった父と母の姿を知りたいと私は思った。」(本書・プロローグより)

 折しも今年の連続テレビ小説も古関裕而、金子夫妻をモデルにした『エール』に決まった。また、2020年はいよいよ東京オリンピックの開催年でもある。歴史を遡ること56年前、1964年に開催された第18回オリンピック東京大会の選手入場の行進曲、あの『オリンピック・マーチ』を作曲したのも、古関裕而である。軽快で壮大なマーチと入場行進する選手たちの弾ける笑顔、それは東京オリンピックのメモリアルとして今も人々の心に脈々と生き続けている。

 国民的作曲家であった古関裕而夫妻の若き日の恋愛秘話、それは人間誰しもが通過する青春のひとこまの清々しい恋の話として、読者の胸に響くに違いない。

 

【古関裕而・プロフィール】 1909年生まれ。昭和を代表する日本の国民的作曲家。その80年の生涯で残した楽曲は、5,000曲を超えるとも言われる。代表曲は、伝説の『東京オリンピック・マーチ』、今でも毎夏演奏される全国高等学校野球大会の歌『栄冠は君に輝く』や、大阪タイガースの歌『六甲おろし』、巨人軍の歌『闘魂こめて』の他、『高原列車は行く』『君の名は』『長崎の鐘』『鐘の鳴る丘』『モスラの歌』等。


商品情報

書名(カナ)キミハルカ コセキユウジトキンコノコイ
判型四六判
装丁大森裕二
ページ数240ページ
ジャンル芸術
ISBN978-4-7976-7376-0
CコードC0093

著者略歴

古関正裕(こせきまさひろ)

1946年、古関裕而・金子夫妻の長男として東京都に生まれる。成城学園初等科入学後、ピアノを習い始める。高校在学中にはバンド活動に熱中。1965年、早稲田大学理工学部に入学。70年日本経済新聞社に入社。98年早期退職後、ピアノを再び習い音楽活動を再開。2013年より父、古関裕而の楽曲の演奏を中心としたライブ・ユニット「喜多三」(きたさん)を結成しライブ活動継続中。2009年古関裕而生誕百年記念CD全集の企画・監修で、日本レコード大賞企画賞受賞。著書に『緋色のラプソディー』がある。

目次

プロローグ

第一楽章
アダージョ カプリッチオーソ ゆったりと きままに

第二楽章
アンダンテ カンタービレ ゆっくりと 歌うように

第三楽章
アレグロ ドルチェ 速く 甘く

第四楽章
プレスト アパッショナート とても速く 情熱的に

エピローグ

付録(16P)
写真で綴る古関裕而・金子略年表

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