
全国水害地名をゆく
¥920(本体)+税
発売日:2023年08月07日
地名に込められた水害の記憶を辿る。
近年増加している集中豪雨や台風による水害……。
そこで、水害が多い全国の土地を、地名ハンターの著者が自ら現地調査!
水害への警告が込められた地名でも、その由来は時代とともに忘れられていきます。
その要因は大きく分けて3つあります。
・環境の変化(「溜池」は今は池ではない)
・表記の変化(圷<あくつ>→阿久津)
・漢字に惑わされる(浮気<フケ>は湿地帯を意味する「フケ」に漢字をあてただけ)
現地に足を運び、水と闘いながらも、水と共生してきた当時の人々の姿を追うことで、その地名の本当の由来を探ります。
本書を通じて防災意識を高めることで、今後、災害が起こった時に被害を最小限に抑えることができるはず……。
そのような信念のもと、後世に伝えたい地名の話を一冊にまとめました。
※本書は毎日新聞デジタル「ソーシャルアクションラボ」の連載「地名と水害の深~い関係」の書籍化です。
商品情報
書名(カナ) | ゼンコクスイガイチメイヲユク |
---|---|
判型 | 新書判 |
ページ数 | 256ページ |
ジャンル | 歴史・地理 |
ISBN | 978-4-7976-8128-4 |
Cコード | 0225 |
著者略歴

地名作家。筑波大学名誉教授(元副学長)。1945年、長野県松本市生まれ。千葉大学助教授を経て筑波大学教授。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学退職後は地名作家として全国各地を歩き、多数の地名本を出版。2019年、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されるも執筆を継続。
主な著書に『京都 地名の由来を歩く』(ベスト新書、2002年)に始まる「地名の由来を歩く」シリーズ(全7冊)などがある。
目次
第一章 東京・関東地方を襲った水害と地名
第二章 名古屋・中部地方を襲った水害と地名
第三章 大阪・関西地方を襲った水害と地名
第四章 北日本を襲った水害と地名
第五章 信越地方を襲った水害と地名
第六章 中国・四国地方を襲った水害と地名
第七章 九州地方を襲った水害と地名
第八章 こんな地名に要注意!
お知らせ
- 10月8日 朝日新聞に半5段広告を掲出しました。 2023年10月08日
- 『全国水害地名をゆく』メディア掲載情報 2023年10月04日
- お詫びと訂正『全国水害地名をゆく』 2023年09月04日
- 8月7日 朝日新聞に半5段広告を掲出しました。 2023年08月07日