電子書籍

全国マン・チン分布考

松本修・著

¥1,100(本体)+税   
発売日:2018年10月05日

女陰語はなぜ大っぴらに口にできない言葉になってしまったのか?

放送禁止用語に阻まれた『探偵! ナイトスクープ』の幻の企画が、かつて誰もなしえなかった画期的論考に!

学術的にも高い評価を得たベストセラー『全国アホ・バカ分布考』の著者が、全国3000以上の市町村へのアンケートに基づき女陰・男根語の分布図を作成。言語地理学で丹念に読み解き、膨大な資料を徹底調査すると見えてきた驚くべき結論とは?!
さらに既存の語源説も検証し、日国、広辞苑などの辞書にもの申す。

一気読みの必至の面白さ!

見やすいカラー版の女陰・男根方言全国分布図付き。


阿川佐和子さん推薦!
「そこのあなた!ニヤけてないで。本書はまことの学問です。
下品じゃない!軽薄でもない!この問題をこれほど真面目に分析解説した本が、
かつてあっただろうか。
松本さん、よくぞ立ち上がってくださいました。
長らくモヤモヤしていた秘かな疑問が、スカッと晴れました。


商品情報

書名(カナ)ゼンコクマンチンブンプコウ
判型新書判
ページ数374ページ
ジャンル社会
ISBN978-4-7976-8030-0
CコードC0281
刷数第4刷

著者略歴

松本修(まつもと・おさむ)

TVプロデューサー。1949年、滋賀県生まれ。京都大学法学部卒業後、朝日放送入社。『ラブアタック!』(75年)、『探偵!ナイトスクープ』(88年)など数々のヒットテレビ番組を企画・演出・制作。大阪芸術大学で教授、関西大学・甲南大学・京都精華大学などで講師を務めた。
著書に『全国アホ・バカ分布考』『どんくさいおかんがキレるみたいな。』(以上新潮文庫)、『探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子』(ポプラ文庫)ほか

担当編集者より

いきなりお金の話で恐縮ですが、本書執筆にあたり、松本修さんが投じた私費は、なんと3000万円です。本書でも触れられていますが、内訳は膨大なアンケート整理へのアルバイト料、神保町の古書店で大人買いした史料等々。発売に先駆け開かれた記者会見で、間寛平さんに「あほちゃうか。でも男前」と言われたほどです。そんなに投じても、とにかく研究を成し遂げたかった松本さん。この本を貫いているのは、学者も太刀打ちできないほどの研究者魂。さらに、関西のバラエティ番組を牽引してきたTVマンならではのエンタテインメント精神です。そしてその影に隠れている繊細な文学青年の心。この三つが融合して、めくるめく知的冒険の最中にふと切ない気持ちに囚われるような、エンタメ研究本ができました。368ページもありますが、一気読み必至ですよ~。