
ロシア革命史入門
¥760(本体)+税
発売日:2017年02月07日
ロシア革命100年! 史上最大の社会実験の全貌とは?
帝政を打倒し、世界初の社会主義国家ソヴィエト連邦を樹立したロシア革命。第一次世界大戦を終わらせ、庶民を貧困から救い、労働者の環境を改善するという理想を掲げスタートした国家が、奇跡的な成功を収めた後、いかに当初の精神を失い、粛清の嵐の吹くファシズムへと変貌を遂げていったか。レーニン、トロツキー、スターリンなどの活躍、石油利権に群がる政治家と財閥の姿を通しながら再確認する。
商品情報
書名(カナ) | ロシアカクメイシニュウモン |
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判型 | 新書判 |
ページ数 | 256ページ |
ジャンル | 歴史・地理 |
ISBN | 978-4-7976-8007-2 |
Cコード | C0222 |
著者略歴

作家。1943年、東京生まれ。早稲田大学卒業。世界史、日本史、原発問題など幅広い分野で執筆を続ける。『日本近現代史入門』(集英社インターナショナル)、『アメリカの経済支配者たち』『資本主義崩壊の首謀者たち』(共に集英社新書)、『文明開化は長崎から』(上・下/集英社)、『原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島』(ダイヤモンド社)など多くの著書がある。
担当編集者より
誰でも知っているようで、ほとんど知られていない歴史の重大事件というのがあると思います。多くの人にとって「ロシア革命」がまさにそれに当たるのではないでしょうか。これはそんな歴史常識の空白を埋める一冊です。「入門」というタイトルについてひとこと――ソヴィエト連邦、レーニン、スターリンなどについて詳しく知ろうと考えたら、軽く十数冊の本が必要だと思いますが、本書は一冊で最良の入門書となっています。また、最終章に記された、ロスチャイルド、ノーベルなどの大財閥が興した「バクー油田」をめぐるソ連と西ヨーロッパ諸国の権益争いと密約には、個人的にとても驚きました。チャーチルが「鉄のカーテン」と名付けた冷戦構造に新しい視点でせまる非常に興味深い「新事実」だと思います。ぜひご一読ください!