マル

平川克美

¥2,000(本体)+税   
発売日:2025年03月26日

下町の工場街で育った少年「マル」の半世紀。
マルチな才能で知られる文筆家・平川克美の自伝。

1950年、大田区の金属加工業の家に生まれた著者が下町のさまざまな人間関係の中で成長していく姿を小説風に描く『平川版「三丁目の夕日」』。
著者と同世代の多くの人たちが経験したであろう、あの頃に見た風景、感じた空気や匂いを呼び起こし、甘美な子ども時代を追体験させてくれる一冊。

鷲田清一氏、伊藤比呂美氏ら大絶賛!──「1950年生まれの“70歳の新人作家”現れる!」


商品情報

書名(カナ)マル
判型四六判
ページ数256ページ
ジャンルノンフィクション
ISBN978-4-7976-7461-3
Cコード0095

著者略歴

平川克美(ひらかわ・かつみ)

文豪家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京都大田区生まれ。1975年に早稲田大学理工学部を卒業。77年、渋谷区道玄坂にアーバン・トランスレーションを内田樹とともに設立。01年、(株)リナックスカフェを設立。株式会社ラジオカフェ代表取締役。11年4月、立教大学特任教授。14年3月、隣町珈琲店主。16年4月、立教大学客員教授、早稲田大学講師。著書に『小商いのすすめ』『共有地をつくる』(ミシマ社)や『路地裏の資本主義』(KADOKAWA)など多数。

目次

1960――東京の南
1960――負け犬たち
1960――反発と友情

1970――描かない絵描き
2010――帰還と再会

2022――偶然の旅行者
2022――結末

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