電子書籍

コソボ 苦闘する親米国家

ユーゴサッカー最後の代表チームと臓器密売の現場を追う

木村元彦

¥1,800(本体)+税   
発売日:2023年01月26日

『オシムの言葉』の著者、木村元彦が描く
「旧ユーゴサッカー戦記」シリーズの決定版

旧ユーゴスラビア7つ目の独立国として2008年に誕生したコソボ。
1999年のNATOによる空爆以降、コソボで3000人以上の無辜の市民が拉致・殺害され、臓器密売の犠牲者になっていることは、ほとんど知られていない。
才能あふれる旧ユーゴのサッカーを視点の軸に、「世界一の親米国家」コソボの民族紛争と殺戮、そして融和への希望を追う。 サッカーは、民族の分断をエスカレートさせるのか、民族を融和に導くのか……!?


商品情報

書名(カナ)コソボ クトウスルシンベイコッカ ユーゴサッカーサイゴノダイヒョウチームトゾウキミツバイノゲンバヲオウ
判型四六判
ページ数256ページ
ジャンルノンフィクション
ISBN978-4-7976-7420-0
Cコード0095

著者略歴

木村元彦(きむら・ゆきひこ)

ジャーナリスト。1962年1月1日、愛知県生まれ。中央大学文学部卒。アジアや東欧のスポーツと民族について取材、執筆活動を続けている。
著書に『誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡』『悪者見参』『オシムの言葉』『争うは本意ならねど』(集英社文庫)、『オシム 終わりなき闘い』(小学館文庫)。『オシムの言葉』で2005年度ミズノ スポーツライター賞 最優秀賞受賞。

目次

序章 NATO空爆後 放置された民族浄化

第1章 コソボのマイノリティ 2006年~2009年
1 二度と戻れぬ生家を訪ねて
2 2008年 コソボ独立

第2章 黄色い家 臓器密売の現場 2013年
1 黄色い家 カルラ・デル・ポンテの告発
2 臓器密売の現場を追う
3 オシムの思いを受け継ぐコソボサッカー協会会長

第3章 密着コソボ代表 双頭の鷲か、6つの星か
1 セルビア対アルバニア戦 ドローン事件
2 2016年5月 FIFA加盟
3 2016年 ロシアW杯予選密着
4 2019年6月 NATO空爆祝賀式典

終章 火種を抱え続ける火薬庫

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