それでも闘いは続く
コロナ医療最前線の700日
¥1,800(本体)+税
発売日:2021年11月26日
「コロナ日本上陸」を最初に迎え撃ち、
日本コロナ医療の道筋を作った医師たちのドキュメント
2020年1月末、武漢からの帰国者793名を受け入れて検査、ダイヤモンド・プリンセス号乗客乗員の隔離、検疫、治療と、新型コロナウイルスが日本に上陸以来、常にその対策の最前線で治療、研究、対策に取り組んでいる国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)。
メディアでもおなじみ、東京都のアドバイザーでもある大曲貴夫医師(NCGM国際感染症センター長)、忽那賢志医師(前NCGM国際感染症センター医長)らが、「未知の感染症」との闘いを同時進行で語り、収束までのロードマップを示す。
コロナ禍の実像、医療現場の舞台裏が明らかに。
商品情報
書名(カナ) | ソレデモタタカイハツヅク コロナイリョウサイゼンセンノナナヒャクニチ |
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判型 | 四六判ソフトカバー |
装丁 | 大森裕二 |
ページ数 | 288ページ |
ジャンル | ノンフィクション |
ISBN | 9784-7976-7405-7 |
Cコード | 0036 |
著者略歴
国立国際医療研究センター(NCGM)。明治元(1868)年、兵隊仮病院として設立。明治6(1873)年、陸軍本病院と名称を変更。戦後は厚生省に移管され、国立東京第一病院として再出発。2015年より国立研究開発法人に属し、国立国際医療研究センター(NCGM)となる。アジア・アフリカ諸国を中心とした国際医療協力、エイズ・感染症・免疫疾患・がん・児童精神医療などをはじめとする総合病院機能、ゲノム医療・高度先端医療などの研究機構と3本の柱を持つ研究開発法人。
目次
はじめに
経験を記録に残すことの意味
第一章
帰還 武漢チャーター便とクルーズ船対応
第二章
水際 ダイヤモンド・プリンセス号 現場報告
第三章
実像 臨床現場から見る新型コロナウイルスの正体
INSIGHT
季節性インフルエンザと新型コロナ感染症
第四章
最前線 押し寄せる感染拡大の波と「総力戦」
第五章
ウイルスはなぜ変異するのか
INSIGHT
ワクチンと治療薬の最前線
第六章
教訓 第五波との闘いから何を学んだのか
INSIGHT
「ひとりでも多く」受け入れるために
あとがき
一〇〇年に一度のパンデミックと対峙して
担当編集者より
新型コロナウイルスが日本に上陸した当初から、最前線で迎え撃った存在が、国立国際医療研究センター(NCGM)です。同センターの現場で今もコロナと対峙している医師の方々、そして治療薬開発の最前線の研究者たちが「100年に一度のパンデミック」と言われるこのコロナとの闘いを後世に残したいという思から生まれたのが本書です。
メディアにも登場されてお馴染みの大曲貴夫先生、忽那賢志先生、エイズの治療薬を世界で初めて開発した満屋裕明先生らが、「未知のウイルス」に対峙して、最初はわからなかったこと、検査、治療の経験を積んで、徐々に見えてきたことを、同時進行で語ります。
コロナ禍の中で、貴重なお時間割いて、取材にご協力いただきました。
先生方の新型コロナとの闘いを、ぜひ追体験してみてください。