電子書籍

あのSFはどこまで実現できるのか

テクノロジー名作劇場

米持幸寿

¥830(本体)+税   
発売日:2023年02月07日

空想科学 VS 現代科学
昭和から平成のSF作品(映画、漫画、アニメ)に描かれた、心躍るような科学技術の数々。
ネットワークテクノロジー、自動運転化技術、AI技術、ロボット工学、太陽エネルギーの運用、音声認識技術など、テクノロジーの現在地を、名作を振り返りながら検証します。

◆「バベルの塔」を拠点に主人公たちが活躍する漫画『バビル2世』に登場するコンピューターを、コスト・スペックなどの面から現代のスパコンと比較するとどうなるか?
◆ドリームカー「K.I.T.T.」が疾走するドラマ『ナイトライダー』。搭乗者と会話し、自動運転もなんのその……そんな車は作れるのだろうか?
◆1980年代の漫画『わたしは真悟』では、すでに「AIに仕事を奪われる恐怖」が描かれていた!?
◆手塚治虫不朽の名作、漫画『火の鳥』。『未来編』『復活編』に登場する「ロビタ」のロボティクス技術を検証。
◆IBMの社名からその名を取ったともいわれる映画『2001年宇宙の旅』の「HAL9000」。未来のコンピューターは殺人を犯すか?
映画『ブレードランナー』で物語の核ともいえる「レプリカント」の存在。彼らはAI研究の延長線上にいるだろうか?
アニメ『新造人間キャシャーン』放送当時の1970年代、夢のまた夢だった太陽エネルギーを動力にしていたキャシャーン。彼が必要とする太陽エネルギーを計算してみると……?
◆アーノルド・シュワルツェネッガー主演で一世を風靡し、近年も続編が製作されている映画『ターミネーター』。液体金属のボディを持つ「T-1000」もサイボーグのはずだが、そのメインコンピュータはどこに?
◆世界中のファンを魅了し続ける漫画・アニメ『攻殻機動隊』の大前提となる技術といえば、電脳化・義体化。BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)技術や脳移植はどこまで追随できるか!?

このほかにもテクノロジーに関する知的好奇心をくすぐるテーマが満載!


商品情報

書名(カナ)アノエスエフハドコマデジツゲンデキルノカ テクノロジーメイサクゲキジョウ
判型新書判
ページ数192ページ
ジャンル科学・技術
ISBN978-4-7976-8118-5
Cコード0276

著者略歴

米持幸寿(よねもち・ゆきひさ)

システム情報科学博士。1966年、埼玉県生まれ。1987年日本アイ・ビー・エム入社後、自動運用ソフトウェア開発、先進テクノロジー利用の提案・試行案件の技術サポート、講演・執筆活動などを経たあと東京基礎研究所研究員を経験。
2015年から2019年までホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンで実用化リエンジニアリングMgr、研究戦略室長などを務め、2020年2月にPandrboxを創業。現在は同代表として、音声対話インターフェースの研究・開発に携わっている。

目次

はじめに
第1章 『バビル2世』
第2章 『ナイトライダー』
第3章 『わたしは真悟』
第4章 『火の鳥 未来編・復活編』
第5章 『2001年宇宙の旅』
第6章 『ブレードランナー』
第7章 『新造人間キャシャーン』
第8章 『ターミネーター』
第9章 『攻殻機動隊』
おわりに

担当編集者より

本書で取り上げる作品は、1970~80年代のものが半分以上を占めます。私にとって、タイトルを聞いたことがあっても、ふれたことのない作品も多くありました。
それらを実際に観たり読んだりしてみると、現在当たり前のように利用している家電やデバイスの基になったようなテクノロジーを見かけたりすることも。

往年のファンの皆さんにはもちろん楽しんでいただけると思うのですが、若い方にもぜひ手にとっていただきたい1冊です。

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