「腸内細菌」が健康寿命を決める | 集英社インターナショナル 公式サイト

「腸内細菌」が健康寿命を決める

辨野義己

¥800(本体)+税   
発売日:2021年02月05日

2万人のウンチを調べてわかったこととは?
腸内細菌の研究現場では「ウンチ」の分析が欠かせません。およそ半世紀にわたり腸内細菌を研究してきた著者の人生は、まさにウンチとの格闘の歴史!? これまでの爆笑研究秘話とともに、腸内細菌に関する最新知識をご紹介します。
著者は、ウンチ先生としてメディアにも数多く登場している腸内細菌に関する第一人者ですが、その研究は困難を極めます。最初にして最大の難関は、いかにして他人のウンチを入手するか、です。お願いの仕方をひとつ間違えれば、奇人、変人の誹りは免れず、場合によっては訴えられてもおかしくありません。著者は言います。「このとき、私の研究者としての姿勢が問われるのだ」。
他にもがん患者のウンチを飲んでしまった、肉だけを食べ続ける人体実験、メロンの香りのするウンチ……などなど、笑えるものから笑えないものまで、エピソードがつきません。
ところが、これは笑い事ではありませんでした。近年、大腸がんの死亡者数は増加の一途、胃がんを抜いて1位になっているのです。もちろん、そこで重要になるのは腸内細菌の構成です。そこで、全国の2万人もの人びとからウンチを提供してもらって分析した結果、驚くべき結果が…
腸の重要性が増すなか、腸内細菌のチカラを知り尽くした著者が、研究秘話とともに腸内環境の整え方、セカンドブレイン、長寿菌の特定、新型コロナとの関係などなど、腸内細菌と健康・美容に関するあらゆる疑問に応えた一冊。


商品情報

書名(カナ)チョウナイサイキンガケンコウジュミョウヲキメル
判型新書
ページ数192ページ
ジャンル医療
ISBN978-4-7976-8068-3
Cコード0247

著者略歴

辨野義己(べんの・よしみ)

細菌学者。1948年、大阪生まれ。理化学研究所科技ハブ産連本部辨野特別研究室・特別招聘研究員。酪農学園大学酪農学部獣医学科卒業。東京農工大学大学院獣医学専攻を経て理化学研究所へ。1982年東京大学農学博士授与。およそ半世紀にわたって腸内細菌の生態と分類を研究し続けている。著書に『大便通』(幻冬舎)『100歳まで元気な人は何を食べているか?」(三笠書房)など多数。

目次

はじめに

第一章 腸内細菌研究との出会い
ウンチ博士の子ども時代/獣医師を目指した北海道時代/微生物生態学にのめり込む/世界的権威との邂逅/君がするべき研究だ/培養技術を磨く日々/がん患者のウンチを飲んだ!?/ウンチはいかにして出来上がるか/理想のウンチとは/ウンチの臭いと食べ物/腸内細菌のバランス/ウンチ・フィールドワーク/ウンチをめぐる検査官との交渉/自然界で人間だけが便秘/なぜか信じたくなる宿便の存在/私の研究姿勢が試されるとき/肉だけを食べ続けたら……/通り過ぎてゆく乳酸菌

第二章 二一世紀は腸の時代
「セカンド・ブレイン」の指摘/高い柔軟性をもつ臓器/過敏性腸症候群/セロトニンが腸でつくられている!?/腸内細菌と行動の関係/腸内細菌は脳に影響を与えるか/脳の大もとは腸だった

第三章 長寿菌と生活習慣
テレビ番組への出演/健康長寿ナンバーワンの島へ/寝たきり期間が短い謎の島/長寿菌というアイデア/予想を超えた分析結果/食生活と長寿菌の関係/短期間でも長寿菌が増加/食物繊維を多く含む食材/体重八八キログラムだった私/ウンチ博士の肥満対策/脂肪の摂り方

第四章 腸内細菌研究の最前線
ピロリ菌が腸内細菌研究に与えた影響/遺伝子解析という新たな手法/おなかケアプロジェクト/男女のウンチの違い/データベースをどう活かすか/自分の腸内細菌を調べる時代

第五章 新型コロナに腸能力で対抗する
新型コロナウイルスと腸内環境/適正な免疫力で防御/免疫力のバロメーター/高い腸能力を求めて

おわりに

担当編集者より

研究内容はいたって真面目ですが、喋りでは“腸”オモシロトークを炸裂させ、相手の腹筋を崩壊させることに喜びを見出す、関西人気質の辨野先生。その研究秘話も強烈で、ウンチにまつわるあらゆるエピソードには驚かされるばかり。その名のとおり、まさにウンチと一心同体と思わずにはおれません。
そんな辨野先生がどうやって腸内細菌の研究の世界にたどり着いたのか、数多くの著書がありながら、これまであまり語られることはありませんでした。聞いてみると、そこにはやはり個性的な理由と人生があったのです。
腸内細菌と健康美容についての最新知識やトリビアはもちろんですが、辨野先生のバイタリティに満ちた研究人生も本書のみどころ(読みどころ?)のひとつです。ぜひお見逃しなく!

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