母と娘。それでも生きることにした

黒川祥子

￥2,000（本体）＋税 　　
発売日：2025年02月26日

過酷な人生を生きようともがく母と娘を追い続けた
衝撃のノンフィクション

開高健ノンフィクション賞受賞作『誕生日を知らない女の子』から12年。著者がその後の母娘に個別取材を続け、互いに行き違う母と娘それぞれの心の叫びを綴る。

幼少期は劣悪な環境の「里子村」で育ち、中学１年生のときに実父に引き取られた「沙織」は、高校時代にその父親から性的虐待を受ける。
トラウマを抱えたまま大人になり二児の母になった彼女は、幼い長女に暴力をふるってしまう。

生きているのが奇跡と思えるほどの過酷な現実。それでも生きようとする家族の姿を丹念な取材から描き出す。

サヘル・ローズさん（俳優・タレント）推薦

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著者略歴

黒川祥子（くろかわ・しょうこ）

1959年、福島県生まれ。ノンフィクション作家。東京女子大学文理学部卒業後、弁護士秘書、ヤクルトレディ、業界紙記者などを経てフリーランスとなり、事件や家族の問題を中心に執筆活動を行っている。2013年、『誕生日を知らない女の子　虐待――その後の子どもたち』で第11回開高健ノンフィクション賞受賞。著書に『県立！ 再チャレンジ高校』（講談社現代新書）、『8050問題』『心の除染』（集英社文庫）、『シングルマザー、その後』（集英社新書）など多数。

目次

序章　里子村
第一章　お父さん、お母さんって、何？ ――沙織
第二章　劇団家族 ――沙織
第三章　結婚 ――沙織
第四章　母になる ――沙織
第五章　安心できるのはトイレだけ ――夢
第六章　離婚という嵐 ――沙織
第七章　殺しちゃう前に、死んでくれ ――夢
第八章　変わらずに、愛してくれるから ――夢
第九章　親と子ではなく、人と人として ――沙織
断章　自分が、何とかしてあげたい ――滝川惇
終章　ゴールのない物語

お知らせ

• 『母と娘。それでも生きることにした』メディア掲載情報 2025年06月04日
• 2月26日 朝日新聞、中日新聞、聖教新聞に連合広告を掲出しました。 2025年02月26日

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