
モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか
¥880(本体)+税
発売日:2021年12月07日
コロナ禍で新時代に突入した、医療・健康産業の未来を探る
徹底したDX(デジタルトランスフォーメーション)によって、年単位だったワクチン開発のスピードを飛躍的に高めたモデルナ。
その本質は、既存のビジネスを刷新するデジタル製薬企業だ。
開発したmRNAワクチンは、ソフトウエア的、デジタル的な性格をもっている。
テクノロジー企業分析の第一人者が、知られざるモデルナの革新性を説き、アップル、アマゾン、アリババなど、ヘルスケア産業のプラットフォーム制覇を狙う企業を分析する。
商品情報
| 書名(カナ) | モデルナハナゼミッカデワクチンヲツクレタノカ |
|---|---|
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 256ページ |
| ジャンル | 医療 |
| ISBN | 978-4-7976-8089-8 |
| Cコード | 0234 |
著者略歴

立教大学ビジネススクール教授、テレビ東京WBSコメンテーター。シカゴ大学経営大学院MBA。専門は企業戦略&マーケティング戦略。三菱東京UFJ銀行投資銀行部門調査役、シティバンク資産証券部トランザクター等を歴任し、株式会社マージングポイント代表取締役社長。多業種のコンサルティング経験をもとに執筆。著者に『アマゾンが描く2022年の世界』(PHPビジネス新書)、『GAFA×BATH』(日本経済新聞出版)、『世界最先端8社の大戦略』(日経BP)など。
目次
第1章
モデルナはなぜ3日でワクチンを作れたのか
第2章
新型コロナウイルスが加速させたヘルスケア産業の変革
第3章
アップルが目論む生活サービス全体のエコシステム覇権
第4章
アマゾン病院が誕生する日
第5章
中国のメガテック、アリババが進める中小病院のDX化
第6章
米国最大の薬局チェーン、CVSヘルスのメガテック対抗策
第7章
日本企業がモデルナから学ぶべきこととは何か?
お知らせ
- 『モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか』メディア掲載情報 2022年02月08日
- 12月8日 朝日新聞に半5段広告を掲出いたしました。 2021年12月08日
担当編集者より
著者の田中道昭さんに初めてお会いしたのは、2020年の11月、あるネット番組の収録スタジオでした。
それまでテレビ東京のWBSなどでお顔を拝見していましたが、実際にお会いして番組で見たままの精悍な佇まいに、テレビのコメンテーター、大学の教授、数多くの書籍の著者、と多方面で活躍するエネルギーを感じたことを覚えています。
最初にこちらからご提案した企画は、「ポスト・コロナ時代のAI×データ社会」といった漠然としたものでしたが、すぐに田中様のほうから、メガテック企業の参入で激変するヘルスケア産業について書きたい、というご提案を受けました。今までになかった視点の企画でしたので、二つ返事でお願いしました。
書き進めていただくうちに、ワクチン開発でモデルナが驚異的なパフォーマンスを見せることとなり、本書もそこに焦点を合わせることになったのです。
原稿を頂戴するたびに、モデルナがAI×データを最大限に活かしたデジタル製薬企業であることが分かり、目を見開かされる思いで読み進めました。
医療・健康産業にとって、今はまさしく大転換の時であり、その中でも特にモデルナの革新性には刮目すべき点がたくさんあります。
読者の皆様も、田中道昭さんのわかりやすい解説で、今まさに激変のまっただ中にある医療・健康産業の動向をお読みいただければ幸いです。

