
奇跡のスーパーマーケット
¥1800(本体)+税
発売日:2017年11月02日
従業員、顧客、取引先が一つになって、解任されたCEOを取り戻し、愛する地元のスーパーと文化を守った奇跡の物語。
アメリカ北東部、ニューイングランド地方に展開するスーパー、マーケット・バスケット。 地元から最も愛されている店。扱う商品は、近隣のどのスーパーよりも安く、地元から積極的に従業員を雇用、取引業者とも大きな信頼関係を結び、地元の食材を大切にする。業績も上々。マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、メイン州に75店舗を展開し、約200万人が買い物をする。 CEOアーサー・Tは「企業は社会のためにある」と公言、「金より人が大切」と言い放っていた。そんな中、もっと配当金を多く手に入れたい「人より金」の株主の勢力が、アーサー・Tを解任に追い込んだ。 だが、マーケット・バスケットを愛する人々は泣き寝入りをしなかった。 前代未聞の抗議活動が始まる。アーサー・Tを復帰させるために、パートの従業員から店長、管理職が一致団結して抗議運動を行う。それに顧客や取引先まで加わって、大きな運動に広がった……。
商品情報
| 書名(カナ) | キセキノスーパーマーケット |
|---|---|
| 判型 | 四六判 |
| ページ数 | 272ページ |
| ジャンル | 社会 |
| ISBN | 978-4-7976-7347-0 |
| Cコード | C0098 |
著者略歴
ドレクセル大学マーケティング学部准教授。同大学企業批評マネジメントセンター研究員。『ジャーナル・オブ・マーケティング』『アカデミー・オブ・マネジメント・レビュー』など主要ビジネス専門誌に寄稿多数。
マサチューセッツ州ローウェルの地元紙『ローウェル・サン』のジャーナリスト。『マーケット・バスケット』に関する100本を超える記事を執筆。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒。外資系銀行、通産省外郭団体、ブルーチップ総合研究所を経て2001年に独立。食品小売業を中心とした取材・執筆・講演・セミナー企画などの活動を行っている。
目次
第1章 二人のアーサー
「こんな一家は見たことないはず」/ スーパーマーケット革命の波に乗った/ 「若者よ、商売を学べ」
第2章 会社は誰のもの?
食料品より人々が優先/ 家族は血筋ではなく信頼からつくられる/ 「仕事はなんとしてもやり通せ」/ 「我々は普通じゃない」
第3章 数百万人の蜂起
あらかじめ計画された攻撃/ すべてを賭ける/ 「封鎖しろ」/ 「リスクをとれ」/ 「がんばれ、マーケット・バスケット」/ 最後の一撃/ 人質/ 「皆さんが成し遂げたことに敬服します」
第4章 戦いすんで
これからの課題/ 教訓

