2月26日(火)『賢治から、あなたへ』(ロジャー・パルバース著)が発売になります!

2月26日(火)に、『賢治から、あなたへ 〜世界のすべてはつながっている』(ロジャー・パルバース著)が発売になります!

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小社刊の前著『もし、日本という国がなかったら』でもくわしく書かれているように、初めて日本の土を踏んで以来40年以上にわたり、あらゆる日本文学を読んできたロジャー・パルバースさんですが、そのなかで最も尊敬し、愛し続けておられるのが、東北の生んだ世界的天才、宮沢賢治です。

それは、世界中のどの作家ともちがう視点から、その研ぎ澄まされた文章や作品のなかに、「“わたし”とは何か?」そして、「この世界に生きるあらゆる人間が幸せに生きていくためには、いったい何が必要なのか」という問いと、それに対するとても重要な答えがふくまれているからだ、とパルバースさんはいいます。

パルバースさんが何度も何度も賢治の作品を読み返して見つけたその問いに対する賢治の答えとは、要約すると、以下のようなものです。

「わたし」とは「あなた」でもある。
言いかえれば、「あなた」は「わたし」でもある。
つまり、「わたし」は、この世界のすべての「あなた」=「すべての人間」とつながっている。

しかし、賢治の偉大さはここでは終わらないことです。

「わたし」(つまり、あなた)は、人間同士だけでなく、自然界に存在する植物、動物などのさまざまな生き物、砂粒や、石や山、川や海、風や光といった無生物、空にまたたく星々、そして過去や未来といった「時間」など、この世界、この宇宙に存在するあらゆるものともつながっている。

逆にいうと、
「わたし」以外のこのようなあらゆる存在がなければ、「わたし」自身も存在することなどできない。
という結論に賢治は達したのです。

このすばらしい「気づき」から、賢治の美しい「無私」の心や「利他」の行動、自然のあらゆるものに向けての敬慕の念が生まれてくるのです。

またこの「気づき」から、賢治はその作品の数々に、次のようなきわめて重要なメッセージも込めました。

あなたはひとりぼっちではない。
あなたが存在することの「意味」と「価値」と「役割」は無限である。
あなたが、いま生きているだけで、世界は確実に変わる。
あなたが、たったいま、ここに生きている。それ以上の奇跡はないのだ……。

しかし、これらは賢治からわたしたちに捧げられたメッセージの、ほんの一端にしかすぎません。本書には、これ以外にも、21世紀を生きるわたしたちや、未来の子どもたちが生きていくためにたいせつな数多くのメッセージが記されています。

本書を読めば、きっと、これまであなたが感じていたのとはまったくちがう「新しい賢治」の姿と心に触れることができるでしょう。
また、賢治の従来の作品を、とても新鮮なものとして読み、感じたり感じ直したりすることができるでしょう。

そしてだれもが抱える、「より幸せに、より正しく強く生きていくためにはどうしたらいいのか」という永遠の疑問を解決するためのきっかけや、「新しい気づき」を得てもらえるにちがいないと思います。

この世界には、いじめやいろいろな人間関係で苦しんだり、経済難で悩んだりしている人たちが大勢います。また、東日本大震災以後、わたしたちのこれまでの価値観も大きな転換点をむかえつつあります。

そんないまこそ、この

『賢治から、あなたへ』
ぜひ、書店の店頭で手に取っていただければと思います。

担当IKM