寂聴さん追っかけ日記(その12)

ご無沙汰しています、寂聴さん追っかけ担当のMKTです。

今回は9月5日(日曜日)に岩手の天台寺で行なわれた青空法話に行って参りました!

天台寺本堂の仏様
天台寺本堂の仏様

日本全国で猛暑の記録がどんどん更新される中、天台寺のある岩手県二戸市はさて、暑いのやら涼しいのやら・・・と、おっかなびっくりで行ったのですが、その答えは

「暑くもあり、涼しくもあり」

でございました。

というのも、やはりこの暑さは岩手県でも同じことで、小生が訪れた前日には二戸でも35度を超える最高気温だったそうで、連日の暑さに野菜やタバコ(天台寺のある二戸市浄法寺町は日本有数のタバコの産地です)も作柄はあまりよくないとのこと。

また山からはクマが下りてきてはトウモロコシを食べたりして、大いに迷惑しているのだそうです。

んがっ!

さすがに東北です、みちのくです。
日が暮れるや、その暑さもあっという間に引き、夜にはクーラーも要らないのではないかと思うほどの心地よさ。
窓を開けると涼やかな風が入ってきて、「ああ、昔の夏はこうだったなぁ」と思ったことでした。

さて、そんな猛暑の中でも、今回の法話には日本全国からたくさんの方々が「寂聴さんに会いたい!」とやってこられました。
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山の中とはいえ、かんかん照りの日差しの中、熱中症で倒れる人が出るのではないかと、ハラハラしましたが、さすがにみなさんお元気!

誰一人として、救急車に乗ることなく無事に法話は終了しました。

めでたしめでたし・・・・

では、何のレポートにもなりませんね!(汗)

というわけで、今回は天台寺の謎、というか面白いところを一つ、お伝えしましょう。

5月の法話レポートで、天台寺に「御輿のように見えて、実は葬列」という不思議な儀式が伝わっていることを記しましたが、この天台寺の山門や本堂の写真を見て、不思議な点があるのに気がつきませんか?

左が本堂、右が山門
左が本堂、右が山門

そうです!

実はこの天台寺、「お寺」であるはずなのに、なぜか「神社」にあるはずのしめ縄があり、また参拝のときにガランガラン鳴らす鈴があるのです。

いったいなぜ? どうして神式と仏式がごっちゃになっているの?

……と思われる方も多いでしょう。

しかし、江戸時代までの神社仏閣はこれが当たり前であったのです。

「神仏混淆(しんぶつこんこう)」という言葉を学校で習った記憶はありませんか?

古来、日本では「八百万(やおよろず)の神様は仏様の生まれかわり、成りかわりである」と信じられてきて、そのせいで仏教寺院の敷地の中に神社があったり、あるいは神社の境内にお寺があったりと、神仏が一緒に祀られていたのです。

よく「日本人は正月には神社に行き、お盆にはお寺でお墓参りをし、年末にはクリスマスで大騒ぎをする」と言われますが、その原点はここにあるのです。

ところが、この神仏混淆の習慣はいったん明治になって日本中から姿を消します。

というのも、明治維新にともなって「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」という運動が起こって、「日本独自の神様を、外国から来た仏教などと一緒に置いておくわけにはいかない!」と、各地で仏教は排撃され、お寺や仏像や打ち壊されたのです。

言うなれば明治維新版「文化大革命」みたいなことが起きたわけで、この結果、貴重な仏像や史跡が破壊されたりしたのです。

この天台寺でも、記録によればやはり廃仏毀釈の嵐は吹き荒れたようですが、心ある檀家の人たち、地域の人たちによって、仏像が守られ、またさまざまな風習が守られ、今日に至ったというのです。

そのおかげで私たちは、今でも明治以前の信仰の形式である「神仏混淆」の姿をしのぶことができるというわけです。

実際、この天台寺のある山は古来、「御山」(おんやま)と呼ばれ、山岳宗教の聖地でもあり、今でも山のあちこちにお堂がたくさんあって、神様や仏様が祀られているのです。
その意味でも、この天台寺はひじょうに貴重な文化遺産でもあるというわけですね!

【プレゼントのお知らせ】

さて、毎回毎回、この長い「追っかけ日記」をご愛読いただき、まことにありがとうございます。
そのささやかなお礼の気持ちを込めまして、天台寺で頒布されています寂聴さんの筆による「はなびら」3枚1セットを5名様に抽選でプレゼントします。

はなびら
はなびら

「はなびら」とは仏様に縁の深い「蓮の花」を模したもので、仏教の儀式などで本物の蓮の花びらの代わりに撒かれるのですが、縁起ものとして珍重され、「衣装だんすに入れていると着物が増える」などと昔から言い習わされたりもしているようです。

しかし、寂聴さんの描いた、やさしい観音様の像ですから、タンスの中にしまい込んでおくのはもったいない!

写真フレームに挟んで飾っておくと、毎日、心も安らぐはず。

きっと幸運もやってくると思いますよ!

プレゼントの応募は弊社のお問い合わせフォームから、お願いします。
件名欄には必ず「はなびら希望」と書いて、お問い合わせ内容(本文)のところには

◆郵便番号
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を明記して送信して下さい。
締め切りは九月末日。
抽選結果はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます(個別のお問い合わせにはお答えしかねます)。
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