さて、ようやく昨日から『出世力』の立ち読みサービスを特設ページにて公開したのですが、ごらんになった方から「せっかくKindleに入れてみたのに読めなかった!」というお声をいただきました。
たしかに弊社で公開したpdfをKindleのドキュメントフォルダに入れると、次のようなメッセージが!

“Embedded features not yet supported”とありますので、最終ページにあるネット書店さんへのハイパーリンクなどが問題なのでは!と思いまして、さっそく実験してみました。
すると意外なことに、それは問題ではなく、実はPDFファイルのセキュリティ設定がじゃまをしていることが判明!
さらにさらに不思議なことに表紙や最終ページを外してみると、セキュリティ設定で印刷を規制していても、これならばKindleで読めます。
つまり、問題はカラーで着色した表紙ページ、ということなのでしょうか。
たしかに、これらのページを開くとき、Kindleはしばらく考え込んで、それから「やおら」という形で表示をします。
カラーをモノクロ16階調に変換する下処理にそれだけ時間がかかるようですから、何らかのトラブルが起きやすいのは想像にかたくないです。
さて、問題の所在は分かったのですが(正確な原因は不明とはいえ)、しかし、それで問題解決かといえば、そうではありませんでした。
うすうす予想されていたことですが、
紙をスキャンしたデータは
現行のKindleでは読めたものではない。
ざっとこんな感じです。



要するに解像度が低いうえに、16階調しか表現できないために、可読性が著しく悪いのです。
やはりスキャンした本を読むのは、現行のKindleではむずかしいですね。
画面の大きなKindle DXにするか、もうちょっとディスプレイの解像度&階調表現が上がるのを待つのがいいようです。
ちなみに、Kindleの名誉のために言えば、フォントを埋め込んだPDFファイルならば


このようにはっきりと読めますね。
というわけで、たいへん申し訳ないですが、スキャンデータをベースにしている弊社の立ち読みサービスでは、技術革新があるまで当面、Kindleなどの低解像度ビュワーは「サポート対象外」とさせていただきます。
今、現在公開しているpdfファイルはKindleでも開けるようにしておりますが、とても目にも悪そうなので、おすすめしません。
万が一、Kindleで立ち読みをなさって、視力に悪影響が出たりした場合、弊社ではいっさい責任を負いかねますので、ご了承くださいませ。
Kindleユーザーの方には、たいへん申し訳ない結果となりましたが、電子書籍の技術も日進月歩。
こういう話もやがては笑い話になる日が来ることを確信しております。