本日、知のトレッキング叢書 最新刊『Think 疑え!』(ガイ・P・ハリソン・著)が発売になりました。
「なぜ人は途方もない主張を、よく考えもせず受け入れてしまうのだろう」と思ったことはないでしょうか?
たとえば、成人したアメリカ人の42%は「幽霊は存在する」と信じています。
また、同じく成人したアメリカ人の26%が「占星術は科学的に正しい」と、76%が「奇跡は実際に起こっている」と信じています(「ギャラップ調査〈2013〉」ほかより)。
どんなに賢い人でも、怪しげな宗教や不合理な疑似科学、または悪質な詐欺に引っかかってしまう可能性があるのです。
「途方もない主張には、それ相応の途方もない証拠が求められる」──いまは亡き天文学者カール・セーガンによって有名になった言葉です。
人に騙されたり、間違ったことを信じたりしないためには、どうすればよいか──それには証拠や論理、合理性、公平性に基づいて、物事を「科学的」に判断できる「よい懐疑主義者」になることです。
本書は、自らを騙そうとする脳のバイアスや、途方もない主張に惑わされないための「懐疑的思考」の入門書です。
この世界に溢れている、魅力的には見えるけれどまったく無価値な主張や思い込み、インチキな商品に引きずりこまれ、人生の貴重な時間を無駄にしないためにも、ぜひ本書で「疑う=考える」技術を身につけてください。
担当MTKW