「kotoba コトバ」2013年冬号 発売のお知らせ

明日12月6日(木)、集英社クオータリー「kotoba コトバ」の2013年冬号が発売されます。

今回の巻頭特集は

昭和ですよ!

日本のエンターテインメントは、昭和30年代に始まった

kotoba冬号

「もはや戦後ではない」と経済白書がうたったのが昭和31年。
戦後の焼け野原からめざましい復興を遂げた日本人の生活が一変したのは、まさにここからです。洗濯機、冷蔵庫、白黒テレビの「三種の神器」が家庭に普及するなど、昭和30~40年代の高度成長期に、多くの日本人に娯楽を楽しむ余裕が生まれました。

アメリカ文化への憧憬がピークに達し、映画、次いでテレビが黄金時代を迎え、若者がジャズやロックに熱狂し、昭和歌謡が大衆の心を捉えました。後に国際的な文化にまで成長する漫画が読者の裾野を広げたのは、昭和34年に漫画週刊誌が創刊されてからです。現在の多くのエンターテインメントの原点は、昭和30年代にまで遡ることができるのです。

特集では、昭和史の大家、半藤一利さんが「戦後史のなかのわたくし」と題して、坂口安吾さんとの交流など自らの編集者人生と戦後史を重ね合わせています。また、昭和28年に公開された小津安二郎の『東京物語』をモチーフにした『東京家族』(2013年1月19日公開)を撮った映画監督の山田洋次さんは、「あの時代にあって今ないもの」と題して昭和30年代の家族や社会と映画との関係を語っています。

その他、なかにし礼さん、小林信彦さん、藤子不二雄Ⓐさん、永井豪さん、孫崎享さん、池内紀さんらにそれぞれの昭和について語っていただきました。

読み応えのある記事満載の「kotoba」2013年冬号、ぜひお近くの書店で手にとってみてください!

「kotoba」編集長 田中伊織