【祝☆2周年】集英社クオータリー「kotoba」2012年秋号 発売のお知らせ

明日、9月6日(木)集英社クオータリー「kotoba コトバ」2012年秋号が発売になります。

おかげさまで「kotoba コトバ」はこの秋号で創刊2周年を迎えます。
その記念特集として

日本語を「あそぶ」 という総力特集を組みました。

KOTOBA2
世界中で使われている言語の数は三千とも五千とも言われていますが、漢字、ひらがな、カタカナなど様々な表記を使い分ける日本語ほど、視覚的で表現力のあるコトバも少ないのではないでしょうか。

もともと中国から漢字を取り入れることから始まった日本語の文字は、どのような経緯でこれほど広がりのあるコトバの文化を発展させてきたのでしょうか。それは、生活の中で、人との交わりにおいて、あるいは自らの楽しみのために、さまざまな形でコトバを「あそぶ」文化があったからではないでしょうか。

知られざる漢字の成り立ちから最近の絵文字まで、短歌、俳句など韻文の楽しみ方からオノマトペまで、さらに辞書・辞典の面白い読み方、駄洒落、回文などのコトバ遊び、今様、詩吟、書道の世界まで、日本語の豊饒な世界を縦横無尽に遊び尽くします。

特集には、谷川俊太郎、齋藤孝、外山滋比古、橋本治、中村明、金子兜太、穂村弘、武田双雲など、各分野の第一人者の方々が登場します。

また、政治学者、姜 尚中の「『幸福の方程式』の限界」は3・11や経済危機によって「非常事態」となった日本で如何に生きるべきかを語り、さらにノンフィクションの泰斗、佐野眞一渾身の24ページ「『英霊』か孤児か」は、戦時中沖縄で犠牲になった一般住民が「英霊」として祀られている事実に迫り、沖縄戦で孤児になった人たちの証言を伝えています。

読み応えのある記事満載の「kotoba」2012年秋号、ぜひお近くの書店で手にとってみてください。

「kotoba」編集長 田中伊織

●「kotoba」公式サイト