【神保町アート】TAKEO PAPER SHOW 2011

神保町はいわずと知れた「本の町」。
しかし実は、個性的なギャラリーや展示スペースがたくさんある「アートの町」としての顔ももっています。

古本探訪や、有名カレー店、ラーメン店のB級グルメ巡りのついでなどに、気軽に楽しめるアートな場所を、不定期でご紹介していこうと思いますicon_biggrin.gif


まずは、本とは切っても切り離せない「紙」をテーマにした展示が中心の「竹尾 見本帖本店」

この2階スペースでは、「手塚治虫を装丁する展」、「クリエイター100人からの年賀状展」、「贈る箱展」など、紙とデザインをさまざまな角度から照射して特集するユニークな展示会を開催しています。
http://www.takeo.co.jp/site/event/central/index.html

現在は「竹尾ペーパーショウ2011」が開催中。テーマはズバリ「本」

作家、デザイナー、建築家など、さまざまな領域で活躍する78名に、 自分の「本に対する考え」を託すことができる本を1冊選んでもらい、 400字程度のエッセイとともに展示しています。

本はそれぞれの人の私物! 書き込みや傍線もそのまま見られるので、その人、その人の、本との関わり方まで見てきて面白い。

中にはパスポートや時刻表、広辞苑などを選んでいる人も。
美術史家の山下裕二さんセレクトは少年マガジン。なんと展示されている3冊は、いずれも横尾忠則さんデザインなのだとか(横尾さんデザインの少年マガジンは全部で9号分あるそうです)。
山下さんが美術に目覚めたきっかけとのこと。母親に処分されたのを、大人になってからやはり実物を手元に置きたいと探し回って改めて買ったものなのだそうです!

特に面白かったのは、クラフト・エヴィング商會さんの選んだ「変身」。大量に同じ本が置いてあるので不思議に思って見てみると、新潮文庫から発売された装丁違いのものが時代順に並んでいるのでした。

カバー無しの表紙だけの時代から、さまざまなデザイナーさんによる個性的なカバーのリレーへ。それぞれのデザインの傾向から時代の気分が見えてきます。

すごいのは、そうした表表紙の変化だけでなく、消費税の導入や、バーコードの義務化などによってもカバーに印刷される要素が変化しているということ、つまり1冊の本のデザインの中に社会の流れまで閉じ込められていることでした!

本って、デザインって面白いdiamond.gif

本好き、紙好き、デザイン好きな方には特にオススメの展覧会です!

会場では、79番目の識者となってあなたが選んだ特別な1冊を紹介する「シェアシェルフ」という企画も開催中。持って行ったオススメの本と、会場内のシェルフの本を交換するという楽しい試みです。

ぜひ、お出かけの際はオススメの一冊を持っていってみてはいかがでしょう?

★竹尾ペーパーショウ2011
メイン会場:見本帖本店2F 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
会期: 2011年10月20日(木)-11月4日(金)
時間:10:00-19:00 (会期中無休/日曜祝日のみ18:00まで)
http://www.takeo.co.jp/

担当M