『指の魔法』をご紹介します(前編)

6月よりスタートしました「ウェブ立ち読み」ページでは、新刊、既刊本あわせて9冊の試し読みができます。

8月26日には新刊が刊行されますので、こちらの“試し読み”もぜひお楽しみに!
(ただいま準備中です)

さて。
今回は、「ウェブ立ち読み」で特にダウンロード数の多い『指の魔法』を、担当編集Mがご紹介します!

* * *

『奇跡のきくち体操 指の魔法』(菊池和子・著)担当M、アラフォー崖っぷち女子です!

私がはじめて「きくち体操」の教室にうかがって体験した体操は、「足と手の握手」でした。
「右手と左足の指を組んで握りあう」なんて、聞いたこともない変な体操。
あぐらをかいているような自分の格好も、ちょっとみっともなくて恥ずかしい..
そんなことを思いながら、手と足の指でギュッと握りあった時の驚きといったら!

本文 P.26より
本文 P.26より

握手した方の足だけ、太い線で枠どりしたように、親指から小指まで一本一本輪郭がはっきりして、ポカポカ、ジンジン!!!
足の小指の存在をこんなにもハッキリ意識したのって、もしかしたらこのときが初めてだったかもしれません。

面白かったのは、その後立ち上がって足の小指を意識してみると、スッと背筋が伸び、自然と姿勢が良くなったこと。
歩くときも、小指で地面を蹴るようにすると、ぐんぐん歩けました。

この「足と手の指で握手」のやり方は、ウエブ立ち読みでもご紹介していますので、ぜひ皆さんもご自身で体験してみてください。
おそらく想像してらっしゃる以上の不思議な感覚だと思います。
そして、ぜひぜひ、その後で小指を意識して立ったり歩いたりしてみてください。

驚くことに女性の約8割は足に何らかのトラブルを抱えているそうです。
そんな足の不調を、たいていの人は普段履いている靴のせいにしがちです。
私も、両足の中指の付け根あたりに魚の目があり、それをヒールの高い靴を履くせいだから仕方ないと思い、ずっと我慢していました。

でも菊池先生に「タコや魚の目は弱った指の下にできるのよ」と教えられ、ビックリ!!

普段、足の指を意識して使っていないから指が弱り、指で地面を踏みしめて歩けないせいで足の別の場所に体重がかかって不調が現れる‥‥言われてみれば当たり前のことですよね。

他の不調も同様です。足の指に力がないと姿勢が悪くなり、いらないところに脂肪がついたり、体が歪んで腰痛や肩こりなどの不調が出てきてしまう──。
寝付きが悪いのも、冷え性なのも、そういう体質だからではなく、自分自身の体の使い方の問題。体を忘れて筋肉を正しく育てていないことが原因だったということ。

菊池先生のお話しは、どれも言われてみれば当たり前のことなのに、先生に指摘されて初めて気付いてビックリすることばかりでした。

私たちの体を形作っているのは骨ですが、その骨をつなぎとめているのは筋肉です。筋肉があるからこそ、手や足を自由に動かすことができるのです。

実は、骨の中には血管や神経が通っていて、血液も骨の中で作られています。だから筋肉を正しく動かすことで骨密度が上がり、血液が増え、細胞が再生していく──。
逆に言えば、筋肉を正しく使っていなれば、全身に不調が現れてしまう‥‥。

体の不満や不調は、私たちが体を忘れているしるし。つまり、すべて自分自身がまねいた結果。

「でも、だからこそ、自分で良くしていけるのよ──」

菊池先生の言葉は、とても厳しく、と同時に、希望を与えていただけるものでもありました。

(後編につづく)

yubino-mahou

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