さて好評をいただいている(?)「寂聴さん追っかけ日記」、担当者の私が他ならぬ寂聴さんの新刊の入稿をしたり、Twitterにふけっているために空白期間が出来てしまいました。反省。
さて、いよいよ天台寺の法話……と行きたいところですが、せっかくここ二戸市浄法寺町にまで来たのでしたら、寂聴さんファン必見のスポット「瀬戸内寂聴記念館」もぜひぜひお寄りいただきたい!
というわけで、法話の前にちょっとだけ寄ってみましょう。
さて、この瀬戸内寂聴記念館は二戸市の浄法寺総合支所の建物に併設されています。
浄法寺総合支所はかつては浄法寺の町役場として使われていた場所。
2006年に浄法寺町が二戸市と合併したので、今では支所となっているのですが、実はこの庁舎は町有林のカラマツ、さらに古代からの「浄法寺塗り」をふんだんに活用した「地産地消型」建築として、02年の完成時には数々の賞を受賞したという、名誉ある建物でもあるのです。

完成してからというものはそれこそ日本中の地方自治体から、引きも切らずに見学に来たのだとか。
ちなみに、この庁舎を発案したり、この中に瀬戸内寂聴記念館を作ったのは
「最後の浄法寺町長」となった清川明彬さん
のアイデア。あ、そうそう、前回ご紹介した「天台の湯」も清川さんが町長時代に作ったものなんです。
さて、前置きはこのくらいにしておきましょう。
寂聴記念館は庁舎の2階に作られています。徳島と同じく、寂聴さんの書いた本がずらりと展示されているほか、天台寺の庫裏(お寺の住職が住む建物)にあった寂聴さんの書斎がそのまま移設されています。

また、今回の訪問時(5月5日)には常設展示のほかに、寂聴さんが浄法寺町の人たちから乞われて書いたというさまざまな色紙が一堂に集められていました。

寂聴さんのありがたい言葉のほかに、かわいい仏様の絵など、実にさまざまな色紙が並んでいて、これはかなり面白い展示。何より、町の人が「我が家の家宝」を持ち寄って行なわれた美術展というのが、ユニークでいいじゃないですか。

では、ほのぼのしたところでいざ法話へGO!
関連リンク:瀬戸内寂聴記念館チラシ(pdfファイル)
