寂聴さん追っかけ日記(その6)

さて、好評の(?)「寂聴さん追っかけ日記」もついに岩手編!

寂聴さんの名前を全国民的に広めたのは、やはり岩手県北端にある古刹・天台寺での青空説法と言えるでしょう。

山深いお寺の境内に、たくさんの人たちが全国から集まっては、寂聴さんの話に耳を傾け、そして時には人生相談をする。

その様子はNHKや各民放で何度も放映をされていますので、きっとごらんになったことがあるでしょう。

1987年(昭和62年)に第73世住職として晋山なさって以来、寂聴さんはこのお寺で青空説法をずっと続けておられます(晋山:僧侶が新たに寺の住職となること)。

当初は地元の人たちも「都会暮らしの小説家に、こんなボロ寺の住職など務まるまい」と思っていたそうですが、月に一回の説法を地道に続けていった結果、今では多いときには1万人もの聴衆が集まるほどになり、一時は荒れ果てていたというお寺もかつての賑わいを取り戻すほどになりました。

天台寺参道
天台寺参道

寂聴さんは今から5年前の2005年に住職を退き、名誉住職になっておられますが、今も時間が許すかぎり、天台寺での法話をなさっておられるのです。

※現在のご住職は菅野澄順師です。菅野師は「密教の奥義に通じた大法力の持ち主」(寂聴さん)なのですが、普段はきわめて温和で、少しも偉ぶることのない立派な方です。

さて、今年の寂聴さんの天台寺の法話は5月5日、7月4日、9月5日、10月3日の4回、行なわれることになっています。

中でも5月と10月は天台寺の例大祭の日でもあり、いつもにも増して多くの聴衆が集まるのです。

天台寺は岩手県二戸市の「浄法寺町」というところにあります。

浄法寺は自然に恵まれた高原にあり、いつの季節に行っても心が洗われるのですが、ことに5月の法話のころには桜が満開になるので、寂聴さんの法話とダブルで幸せな気持ちになれます。

今年も天台寺に行くと、やはり枝垂れ桜が満開でした!
天台寺の桜

東京では1ヶ月も前に散った桜ですが、こうしてもう一度花見ができるとは果報者! これだけでも遠路はるばる来てよかったと思うほどです。

(続く)

関連サイト

瀬戸内寂聴天台寺名誉住職 法話日程
二戸市HP