ある日、池澤さんから『知の仕事術』の中に掲載させていただく資料が届きました。
その中に、厚紙を不思議な形に切ったものが……。
しばらく「これは何?」と首を傾げていましたが、新聞の切り抜きなどの資料を整理するための封筒に見出しを作るためのものと判明しました(本書でも紹介しています)。
世界文学も日本文学も個人編集して、小説も評論も書き、海外の作家とのシンポジウムにも出かけるなど、日々非常に多忙な作家がどんなふうに仕事をこなしているのか?
大いに興味を掻き立てられます。
長年の仕事のやり方を精査していってたどり着いたのは、複雑なことをしても長続きしない、できるだけシンプルで合理的なのがいちばん、というでしょうか。
理系の池澤さんらしいですね。
こうした考え方とスタンスは誰にとっても仕事に活かせるものではないかと思います。
インターナショナル新書『知の仕事術』、ぜひご一読ください。
担当K
