リオ・オリンピック陸上男子4×100メートルリレーが終わりました。
ボルトがアンカーを務めるジャマイカ・チームが3連覇を成し遂げ、日本チームがなんと2着に入り銀メダルを獲得しました。
ジャマイカの圧勝でしたが、2位の日本は本当にすごかったです。
陸上競技、そして短距離という種目の性質を考えれば、日本の活躍はほとんど「奇跡」と言ってもいいものだと思います。
しかし、ジャマイカは、というかボルトは、そのずっと先を行っていました。
バトンを受け取ったとき、ほんのわずかだったケンブリッジ飛鳥とボルトの差は、一瞬にして広がりました。
100メートルと200メートルのときも感じましたが、これは、もう努力・根性などというものといっさい関係ない、容赦のない現実を突きつけてくるものです。
ボルトは『ウサイン・ボルト自伝』で、ロンドン・オリンピックで2回連続の3冠を成し遂げ、自らが「生きるレジェンド」(伝説)になったことを宣言しています。
4年経ってまた同じことを達成してしまった彼に、これ以上を走り続けることを望むのは酷なことなのかもしれません。
彼はすでに「永遠のレジェンド」になってしまったのかもしれません。
ボルトは来年ロンドンで行われる世界陸上を花道に陸上競技から引退すると公言しています。
願わくは、ロンドンの地でボルトの闘志に火をつけてくれる選手が現れてほしいです。
そして、東京オリンピックで再びボルトが走ることを!
ひとまずはボルトに「お疲れ様」と言いましょう。
ありがとう、ボルト!
来年の夏、また会いましょう!
担当NBO
