「ナンバー・ワン!」
リオ・オリンピック陸上男子200メートル決勝レースで、フィニッシュ・ラインを1位で駆け抜けたあと後、ボルトはテレビのカメラに向かってそう叫んでいました。
しかし、こんなに悔しそうなボルトは見たことがありません。
「真面目」に走ったボルトも久しぶりに見ました。
ガチで世界記録を狙っていたのですね。
ただ、「小雨に向かい風」という条件は記録を狙うには悪すぎました。
ボルト最後の種目は4×100メートルリレーです。
なんと予選で、日本チームがボルトのいないジャマイカ・チームを日本新記録で圧倒しました。
日本は現在、予選のタイムでは2位につけています(ジャマイカは5位)。
日本は、個人の能力の限界を世界一のバトンパスで補って優勝候補に躍り出ました。
ジャマイカ・チームは、ボルト以外はあまり調子が上がっていません。
ボルトの3冠には黄信号がともったといっていいでしょう。
『ウサイン・ボルト自伝』には、8年前の北京オリンピックのとき、ボルトもメンバーだったジャマイカの男子リレー・チームが、バトン・パスの練習をまったくせず悠々と構えていたエピソードが載っています。
しかし、優勝候補だったジャマイカの女子4×100メートルリレー・チームがバトンを落として敗れたことでとんでもなく焦った、ということを、ボルトはユーモラスに描いています(結果は圧勝だったのですが)。
スーパースター揃いのジャマイカ・チームがそんなにバトン練習していることは考えがたいです。
ということは、日本にもチャンスがある……。
奇しくも北京オリンピックの4×100メートルリレーで3位に入ったのは、日本チームでした!
4×100メートルリレーの決勝は、8/20(土)午前10時35分に予定されています。
勝負はともかく、ケンブリッジ飛鳥とボルトのアンカー対決が見られます。
オリンピックの最後のレースで、ボルトはどのような走りを見せてくれるのでしょうか?
必見です!
(みんなバトン落とさないで……お願い……)
担当NBO
