2020年、大学受験が変わる。知の巨人・佐藤優が「文理融合」の学び方を伝授!

最強の学び方_帯
佐藤優さん著『未来のエリートのための 最強の学び方』が、2月5日に発売になります。
21世紀、日本の「知の巨人」と言えば、誰もが佐藤優さんの名前を挙げるのではないでしょうか。キリスト教神学から「Vシネマ」(!)に至る博覧強記、そして眼光鋭く世界の本質をえぐるその知性は他の追随を許さないと言えましょう。
本書は、その佐藤さんが母校・同志社大学の学生たちに熱く語った「学びの極意」を、ライブ感あふれる紙面で再現したもの。
佐藤さんはともすれば「こわもて」の印象をもたれがちですが、実はものすごく人当たりがソフトな方。中でも、若い聴衆や学生たちに対するときには、心からの優しさがあふれてきて、「ああ、本当に『人を教える・育てる』ことを使命と感じておられるんだなぁ」と感銘を受けます。実際、佐藤さんは超多忙なスケジュールの中、母校の同志社大学をはじめ、あちこちで学生さん相手に講義やゼミをなさっていて、こっちが「お体、大丈夫なんですか?」と心配になるほどなんです。
話が長くなってしまいましたが、本書に収録された「伝説の講義」では、これから行なわれる大学入試改革の真の狙いが、「文理融合の教養」、つまり文科系・理科系をあわせた基礎教養の確立であることを指摘して、それをどのように学んでいくべきか、具体的な勉強法や参考書の選び方などを交えて語っています。
実は、同志社大学ではここ数年前から「サイエンス・コミュニケーター養成」と銘打って、学部横断的なカリキュラムを編成、本職の科学者のみならず、ジャーナリストや企業人などともコラボして、まさに「文理融合」の人材を育成しています。佐藤優さんも2018年度から「サイエンスとインテリジェンス」をテーマに講義を担当しています。
本書には、その同志社大学「サイエンス・コミュニケーター養成」を主宰する野口範子教授(生命医科学部)との対談も収録。文科と理科が両輪になってこそ、真の教養であるといわれるそのゆえんを熱く語っていますので、そちらもお楽しみください。
書籍情報ページでWeb立ち読み公開中★

佐藤優さんの最新刊『ファシズムの正体』、好評発売中です。

都内某ホテルで、佐藤さんに本書の企画をお願いしに行った時のことです。
佐藤さんは「ファシズムとか、ファシストとか言う単語は、日本では絶対悪のシンボルとなっていて、相手を罵る言葉として使われています。
だから、日本では冷静な議論がほとんどなされていません。
ファシズムの本質をしっかりとつかんで、きちんと向き合うためにも、複雑な論理で組み立てられているファシズム現象を分析する書籍が必要です」と語られると、全体の構成について、その場で一気に決められました。

そんな佐藤さんとの打ち合わせで強く印象に残っているのが、
その膨大な知識の片鱗に触れたときのことです。
「当時の認識を『等身大』で見ることが、ファシズムを理解する早道なのです」。そう述べられた佐藤さんは、近年刊行された書物だけでなく、
ファシズムが起こった時代の本も参考資料として挙げられていきました。
一通り資料を挙げると佐藤さんは、
書籍の内容だけでなく本が書かれた当時の政治状況や
作者の性格までを丁寧に説明してくださいました。
古今東西の浩瀚(こうかん)な書物に精通する佐藤さんの知識量に
改めて驚かされました。

また、打ち合わせで意外に感じたのは、
「ファシズムは福祉国家論と親和的」とおっしゃったことです。
ファシズムは新自由主義的資本主義がもたらす、失業・貧困・格差などの問題を、国家の介入によって是正することを特徴とし、
それゆえ失業や貧困にあえぐ国民から支持されやすい、というのが理由でした。
今まで聞いたことのないようなファシズムの論理を佐藤さんからうかがい、
「これはすごい本になる」という期待に胸が膨らみました。

「魅力的に見えるからこそ、危険な思想であるファシズム」を詳細に分析した『ファシズムの正体』は、
インターナショナル新書公式サイトで「まえがき」と「序章」を公開中です。
ぜひご覧ください。

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担当本川浩史