明後日3月6日(木)、集英社クオータリー「kotoba コトバ」2014年春号が発売されます。
今回の巻頭特集は
「食べる」って何?
と題して「食」の奥深き世界に迫ります。

昨年末、[和食:日本人の伝統的な食文化]がユネスコの無形文化遺産に登録され、大きな話題となりました。
「和食」がどこからどこまでを指すのか、解釈の余地はありそうですが、ひとつ確実に言えることは、日本ほど多様な食文化を楽しめる国は世界にも少ない、ということです。
それは日本の経済力もさることながら、発酵食品などを駆使して長い時間をかけて発展してきた「和食」が、素材の味を活かすことで日本人の繊細な味覚を育ててきたことと無縁ではないようです。
しかし、世界を覆う食のグローバル化によって、食文化の多様性も危機に陥っています。
日本人はこの食の豊穣をいつまで享受できるのか、という問題意識をもっ「食」の世界を考えていきます。
そもそも人間にとって食べることはどういうことか、という根源的なテーマで、椎名誠さん、石毛直道さん、西江雅之さんらにご寄稿(インタビュー)いただいた他、「昆虫食」「ライオンなど肉食獣を食べる体験」「自分が食べる肉は自分で狩る」など、「食」の本質に迫るテーマが続きます。
さらに日本の多様な食文化について、玉村豊男さん、高野秀行さん、内澤旬子さん、村田吉弘さん、辻芳樹さんらにご寄稿、あるいはお話しをうかがいました。
また『英国一家、日本を食べる』の筆者マイケル・ブースさんによる日本のラーメン紀行や、山本益博さんによる「分子料理の現在」、さらに肉食について、その正しい歴史や科学的調理法、シニアの肉食健康法まで、いま、「食」で語るべき旬のテーマを集めました。
この特集を読めば、あなたが今までもっていた「食」「食べる」ということの意味が変わるかもしれません。
「kotoba」2014年春号、ぜひお近くの書店で手にとってみてください。
「kotoba」編集長 田中伊織