映画『ひめゆり』を観てきました!

porepore
以前より、観たいと思っていたドキュメンタリー映画『ひめゆり』(柴田昌平監督作品)を観てきました。

ポレポレ東中野で現在、
<選挙の前に観る【沖縄と米軍基地】>
という特集をやっているのですが、そのメイン作品として上映されているものです。

映画は、文字通り、沖縄戦で136名もの犠牲者を出した「ひめゆり学徒隊」の出身者のうち22名の方の証言から構成されています。

22名の元学徒隊の方々それぞれが、ご自身の体験談を、沖縄戦当時いた場所を再訪しながら語っていきます。

すぐ近くで友達を失ったことや、自分自身の過酷な体験などを、ひめゆり出身者の方々は、とても冷静に、淡々と語っていきます。

その毅然としたふるまいは、生々しく悲しい戦争体験の話をさらに悲しくさせます。

そのコントラストが、沖縄の「美」なのではないかと、いつも感じていました。

沖縄に行って戦跡を巡った方なら同じように感じた方もいるかもしれませんが、沖縄の青い空、青い海、明るい陽光、そして、海の上の手が届きそうなところにぽっかり浮かんで風に流されていく雲……その美しい景観のもとで戦跡を巡り、そこで1945年に繰り広げられた残虐な殺戮行為に思いをはせると、さらに悲しみが深くなります。

映画の中でも、ほとんどの証言者の方が、目の前で友達が亡くなっていっても、「涙も出なかった」と言っていました。
それは、『僕の島は戦場だった』を読んでも、同様です。
親や兄弟を失った方々が、「涙も出なかった」という証言が、何度も出てきます。

涙が出ることなど、超越するほどの悲しみ。
心を消さなければ押しつぶされるほどの悲しみだったからなのでしょう。

<選挙の前に観る【沖縄と米軍基地】>は、本作の他にも沖縄やアメリカ、米軍に関するドキュメンタリーから劇映画まで珠玉の十数本を7月5日まで上映しています。

佐野眞一さんの沖縄取材に同行しているといつも思うのですが、沖縄で起きている基地問題などは一見、対岸の火事、他人事に見えるんですが、そうではないんですよね。

今、沖縄で起きている問題自体は、私たちが抱えている矛盾をエッセンスにして見せられているだけなんです。

「沖縄の人は、普天間基地で大変だねえ。オスプレイも大変だね。かわいそうに」ではないのです。
それって、すべて私たち一人一人の税金なんです。

北谷の基地の外に住んでいる米兵やアメリカの軍属の30〜40万円の家賃を払っているのは、米軍……だそうですが、光熱費の約10万円は日本が払っています。
つまり、私たちが払っているんです。

先日、佐野さんに同行して沖縄に行ったときに聞いた話ですが「基地外」に住む米兵が夏休みで2ヶ月、アメリカに帰っている間も、住宅内の冷房を19℃に設定して、かけっ放しで帰るのだそうです。
沖縄に帰ってきたとき、むーっと暑いのがいやだから。

その無人の部屋でかけっぱなしのクーラーの電気代も、私たちの払う税金でまかなわれているのです。
これって「沖縄の人は大変だなあ」と静観している問題ではないですよね。

どうか皆様、ぜひ、ポレポレ東中野で「ひめゆり」他、選挙前に、沖縄と米軍基地を描いた映画を観てください。

映画を観たあとは、選挙に行く前に、『僕の島は戦場だった』も、ぜひ読んでみてください。

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ポレポレ東中野 特集上映 2013年6月22日(土)〜7月5日(金)
<選挙の前に観る【沖縄と米軍基地】>

http://www.mmjp.or.jp/pole2/2013/okinawa-beigunkichi/okinawa-beigunkichi-flyer2.pdf

映画『ひめゆり』HP
http://www.himeyuri.info/

ポレポレ東中野HP
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

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