本も映画も!

『グリーン・ゾーン』担当・KGです。

本書の原作『The Imperial Life in the Emerald City』がアメリカで出版されたのは、2006年。徳川家広さんが翻訳作業をしている最中に、優れたノンフィクションに贈られる英国サミュエル・ジョンソン賞受賞というニュースが飛び込んできました。

そして、その後さらに『ボーン・アルティメイタム』などのシリーズでタッグを組んだポール・グリーングラス監督とマット・デイモン主演によって画化されるというビッグ・ニュースも!

本の発行を映画公開のタイミングと合わせたほうがより多くの読者に関心をもってもらえるのでは、ということで、5月14日日本公開の発表を受けて、ようやく発売の運びとなりました。

本の推薦の言葉を然るべき方にお願いしたいと思った時に、真っ先に思い浮かんだのは池澤夏樹さんでした。池澤さんは、アメリカのイラク侵攻直前にイラクに行き、イラクの普通の人々の暮らしを見つめた『イラクの小さな橋を渡って』という本を書かれました。戦争を回避する道はあるという池澤さんの思いとは裏腹に、アメリカは戦争への道を突き進みました。

本書が明らかにしたその結果を池澤さんがどんな思いで受け止めるのか。それだけに「アメリカがイラクを壊した」という言葉は、と重みを感じます。

ポール・グリーングラス監督は本著にインスパイアされて映画化を決めたそうですが、ノンフィクションの本書が、はたしてどう映画化されるのか。なかなか情報もなく、興味津々でした。試写で作品を見ましたが、本著のメッセージをうまくストーリーに仕立て、骨太のアクション・サスペンスに仕上がっています。

「原案本も読み、映画も見て!」と声を大にして言いたいですsign03.gif

『The Imperial Life in the Emerald City』