9月6日(火)、集英社クオータリー『kotoba コトバ』 2016年秋号 が発売となります。
今回の巻頭特集は
雑誌を哲学する。

内外の著名な雑誌を取り上げ、雑誌がどのような文化をつくってきたか、また支えてきたかを検証しています。
取り上げている雑誌は、『思想の科学』『文藝春秋』『ワンダーランド』『暮しの手帖』『ザ・ニューヨーカー』『PLAYBOY』『ナショナルジオグラフィック』『ライフ』ほか多数。
政治学者の中島岳志さんには、戦後の論壇誌から「保守」とは何かを語ってもらいました。
戦後の保守は時代とともにその思想が変わってきています。
1972年に『SFマガジン』を初めて購入した大森望さん(1961年生まれ)は、その17年後、同誌の特集を企画する側にまわっていました。
人生はどう転ぶかわかりません。
作家の森まゆみさんは、「『青鞜』の挑戦」のなかで「本来、雑誌とは、志を同じくする者が集まって、何かを論議し、新しい仲間を増やす運動体である」と明言されています。
今のようなインターネットの情報がない時代、雑誌の情報は貴重でした。
皆さんもお気に入りの雑誌があり、何らかの影響を受けたのではないでしょうか。
ぜひ書店で手に取ってご覧ください。
「コトバ」編集長 松政治仁