矢部宏治さん待望の新刊、『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』の発売がいよいよ、来る5月26日(木)に迫ってまいりました。
前著『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』では、戦後70年間、日本がいまだアメリカの「占領下」にあることを明らかにし、大変な話題となりました。
今回の新刊では、憲法9条の権威と効力すらおよばない、在日米軍の「指揮権密約」の存在とその複雑な成立過程が、ついに暴かれ、日本中に大センセーションを巻き起こすであろうことは、今回担当させていただいた私が「100%」保証いたします(正直、私も読後、しばらく鬱(うつ)状態になるほど、「あまりにも悲惨な日本の真の姿」に絶望いたしました)。
本書のオビのコピーにもありますが、内容の最大のキモのひとつを、まずはひと言ご紹介いたしましょう。
「戦争の脅威が生じたと米軍司令部が判断したときは、
すべての日本の軍隊は、アメリカ政府によって任命された
最高司令官の統一指揮権のもとに置かれる」
(アメリカ側・旧安保条約原案より)
つまり、憲法9条があろうがなかろうが、現時点では、「アメリカの判断と決定次第で、自衛隊は日本の専守防衛とはまったく関係ない戦争に引きずりこまれる」ということです。
これがまだ日本人のだれも知らない、恐るべき「指揮権密約」条項の本質なのです。
某大手ネット書店のランキングでは、発売前にもかかわらず、総合で6位まで上昇しました。
本書の一部は“ウェブ立ち読み”で公開していますので、ぜひお試しください。
最後に、ひと言、たった今思いついた短いスローガンを。
本書を読めば、あなたは変わる。
あなたが変われば、日本も変わる。
担当 IKM