「kotoba コトバ」2015年春号 発売のお知らせ

3月6日(金)、集英社クオータリー「kotoba コトバ」2015年春号が発売されます。

今回の巻頭特集は

南方熊楠 「知の巨人」の全貌 です。

kotoba2015春

昨今話題の英国の科学誌『ネイチャー』に最も多くの論文を発表したのは誰でしょう?

それはなんと日本人で、夏目漱石と同年生まれの博物学者、南方熊楠なのです(『朝日新聞』2005年1月15日夕刊)。

和歌山に生まれた熊楠は、東大予備門を退学した後、アメリカ、イギリスに渡り、『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クリエーズ』などに多数の英文論考を発表しました。

柳田国男と交流して日本の民俗学誕生に決定的な役割を果たし、彼が行った神社合祀反対運動はエコロジー運動の嚆矢となりました。

博物学だけでなく、生物学、民俗学などにも多大な貢献をした熊楠の思想のエッセンスは、彼が残した膨大な日記、書簡、標本に詰まっていますが、そのほとんどが手つかずのまま眠っています。

今号の特集では、南方熊楠の研究者の方々の全面協力を得て、強烈な独創性に裏打ちされた天才、権力と真っ向から対決した「知の巨人」熊楠の全貌に迫ります。

また、山折哲雄さん、荒俣宏さん、奥本大三郎さん、中島岳志さんらにも、それぞれの熊楠像についてご寄稿いただきました。

特集以外にも、水野和夫さんの「資本主義の超克」、加藤典洋さんの「敗者の想像力」、池谷裕二さんの対談「脳にきく音楽」、星野博美さんのノンフィクション「香港の黄色い傘」など、新しい連載も始まりました。

「kotoba」2015年春号、ぜひお近くの書店で手にとってみてください。

「kotoba」編集長 田中伊織

★集英社クォータリー「kotoba」公式サイト