「kotoba コトバ」2014年秋号 発売のお知らせ

明日9月5日(金)、集英社クオータリー「kotoba コトバ」2014年秋号が発売になります。

今回は、没後25年を記念して、小説家・開高健の大特集を組みました。

【没後25年記念特集】

開高健 その豊饒なる文章世界

kotoba秋号

釣りや旅、食を楽しむ趣味人、グルマンとしても知られた開高ですが、彼の魅力の源泉はその作品、その文章にあります。もともと壽屋(現サントリー)のコピーライターからキャリアをスタートさせ、芥川賞を獲った後にベトナムに特派員として従軍、文字通り九死に一生を得て帰国した作家は、その筆で人々を魅了し続けました。

地球の隅々まで旅する行動力、古今東西の書物を渉猟して得た博覧強記、時代を捉え未来を予見する観察眼、森羅万象を舐め回すように描く官能的な文体、人間の本質に迫らんと言葉を重ねる圧倒的な筆力……。没後25年を経てなお輝きを増す、開高健の豊饒なる文章世界に迫ります。

開高自身の書いた文章で構成する開高健の生涯。今この時代に読むべき開高作品30作の読みどころ、そして23人の作家、学者、アーティストの方々に、最も印象深い開高作品を選んでいただき、その作品にどのような影響を受けたのかご執筆いただきました。

ドナルド・キーン、角幡唯介、重松清、ヤマザキマリ、田中優子、夢枕獏、奥本大三郎……。彼らは開高健のどの作品を選び、また自身の開高作品への想いを、どのように描いているのでしょうか。

小説家・開高健を、その文章に徹底的にこだわって組んだ特集はこれまでありませんでした。本特集を読むことで、あなたが今までもっていた趣味人・開高健のイメージは大きく変わるかもしれません。

「kotoba」2014年秋号、ぜひお近くの書店で手にとってみてください。

「kotoba」編集長 田中伊織

★集英社クォータリー「kotoba」公式サイト