長州力 といえば、どんなイメージがありますか?
滑舌の悪さ?
お笑い芸人さんたちにいじられる、お茶目なオジサン?
プロレスラーとしての全盛期を知らない世代には、「カワイイ」イメージすらあるようです。
しかし――
長州力は、プロレスという枠組みに収まりきらない「時代の寵児」でした。
1951年、在日朝鮮人二世として生まれ、72年のミュンヘンオリンピックにレスリングの韓国代表として出場。
新日本プロレスでは人気レスラー藤波辰巳さんに「俺はお前の噛ませ犬じゃないぞ!」と下克上の狼煙を上げ、会社や上司への鬱憤を抱えるサラリーマンたちの共感を呼び社会現象に。
以来、プロレス界の「ど真ん中」を駆け抜けてきました。
長州さんの六十余年の半生にまるごと迫ったノンフィクションが、この『真説・長州力 1951‐2015』(2015年7月24日発売)です。
著者は、俳優の勝新太郎さんや元ニューヨーク・ヤンキース伊良部秀樹さんの評伝を手がけてきた田崎健太さん。
2年以上の時間をかけ、長州さんご本人のほかに、40人以上の関係者取材を通して、「人間・長州力」に迫りました。
「強い」「恐い」といったプロレスラーのイメージを堅持し、弱音を吐くことが大嫌いだった長州さんが、胸の内に秘めていた思いを本書では初めて打ち明けています。
「噛ませ犬」や「ど真ん中」といった、長州さんの「名言」の裏に隠されていた思いとは?
今後、当ブログで本書の魅力を少しずつご紹介していきます。
ご期待ください!!
(担当:ゴメス)