病と妖怪 | 集英社インターナショナル 公式サイト

病と妖怪

―予言獣アマビエの正体

東郷隆

¥800(本体)+税   
発売日:2021年04月07日

災厄を予言する生き物たちを紹介!
江戸時代に出現した病除けの妖怪「アマビエ」が、コロナ禍でSNSを中心に大人気。そのキュートな姿が人々の心を捉え、イラストや人形などになって現代に甦った。
しかし、この「アマビエ」とはいったい何者なのか?
本書ではアマビエをはじめとした予言獣や幸せをもたらすとされる瑞獣などの幻の生き物たち(妖怪)を紹介し、流行病や災害と日本人がどのように向き合ってきたか、その際に妖怪とどのような関係を結んで来たのか、江戸から明治に描かれた錦絵や瓦版などの豊富な絵画資料とともに考える。


商品情報

書名(カナ)ヤマイトヨウカイ ヨゲンジュウアマビエノショウタイ
判型新書
ページ数192ページ
ジャンル社会
ISBN978-4-7976-8071-3
Cコード0239

著者略歴

東郷隆(とうごう・りゅう)

作家、時代小説家。1951年、横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館研究員、編集者を経て、作家に。94年『大砲松』により吉川英治文学賞新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞、2012年、『本朝甲胄奇談』で舟橋聖一文学賞を受賞。近著に『怪しい刀剣』(出版芸術社)など。

目次

まえがき
「肥後国海中の怪」(アマビエの図)
第一章 アマビエはどこから来たのか
第二章 予言する不思議な動物たち
第三章 幸せを呼び寄せる幻獣たち
第四章 病にかかわる不思議な生物たち 
第五章 異星人か? 人智を超えた不思議なものたち
あとがき
参考文献

担当編集者より

東郷隆さんにお会いしたのは15年ほど前。そのはじめての打合せは強烈でした。5時間ぶっ続け(トイレ休憩なし)で、ひたすら東郷さんのお話を拝聴するというもの。5時間話し続けるというのもすごいのですが、話題は古代の武具甲冑から戦国期や江戸時代の随筆など多岐にわたり、「博覧強記」という言葉はこの人のためにあるのではないかと思ったものです。
今回のコロナ禍で、病除けの妖怪「アマビエ」が一躍、時の人(妖怪?)となりました。私もアマビエのキュートな姿に癒しをもらいました。でも、アマビエ以外にも昔の人々の心に癒しを与えた不思議な妖怪がたくさんいます。現代のこの状況の中で、癒しとなるような不思議彼らを紹介する本が、気軽に読んでもらえるような本ができないだろうかと考えました。
東郷さんは時代小説家として知られていますが、『図説 未確認生物の世界』の著者・笹間良彦さんという市井の研究家のお弟子さんです。東郷さんならきっと、妖怪についてもいろいろご存じなのでは?と、執筆の依頼をしたところ快く引き受けて下さいました。
ですので、学術研究とはちょっと違った視点(文献ではなく、アマビエを形態で考えてみたり)で、妖怪や幸せをもたらす瑞獣について書かれています。
本書が読者のみなさまの一時の癒しとなれば幸いです。

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