大和魂のゆくえ | 集英社インターナショナル 公式サイト

大和魂のゆくえ

島田裕巳

¥960(本体)+税   
発売日:2020年06月05日

日本人の心、その変遷をたどる
国学者・本居宣長は、漢意(からごころ)や儒意(じゅごころ)の知性より大和魂の知恵が肝要だと説いた。日本的反知性主義である。
幕末、尊皇攘夷の思想と結びついた大和魂は、戦争を契機に大いに叫ばれ、日本人の勇猛果敢な精神と捉えられた。
近世から近代にかけて強い関心が集まった大和魂だが、現在の日本人の精神はどこに求められるのだろうか。
グローバル化が成熟する今、日本での霊や魂の変遷をたどりながら、大和魂のゆくえを探る。


商品情報

書名(カナ)ヤマトダマシイノユクエ
判型新書判
ページ数320ページ
ジャンル歴史・地理
ISBN978-4-7976-8054-6
CコードC0221

著者略歴

島田裕巳(しまだ・ひろみ)

宗教学者、作家。1953年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任。主な著書に、『葬式は、要らない』『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『靖国神社』(以上、幻冬舎新書)、『創価学会』『世界の宗教がざっくりわかる』 (共に新潮新書)、『0葬』(集英社)、『映画は父を殺すためにある』(ちくま文庫)など多数。

目次

はじめに
第一章 現在の問題として考える
第二章 大和魂とは何か
第三章 国学、本居宣長が考えたこと
第四章 平田篤胤による魂のゆくえ
第五章 国体、吉田松陰を軸として
第六章 戦争が大和魂を叫ばせた時代
第七章 大和魂の帝国
第八章 柳田國男がまとめあげた先祖という神
第九章 首だけの三島由紀夫
おわりに

担当編集者より

「日本人の精神的な支柱とは何か」ということに以前から興味を持っていました。一般に宗教がその役割を果たしますが、宗教に関心のない人は、これまで何を支えにしてきたのか。そんな話を著者にすると、それは大和魂だと教えてくれました。大和魂というと戦争を思い起こします。あまりよいイメージはありません。ところが平安時代は、生活に根ざした知恵を意味していたそうです。大陸からくる学問や知識を日本風にアレンジする。いわゆる国風文化の和魂漢才です。その後、和魂洋才となりますが、和魂はそのまま。大和魂は時代の荒波に翻弄されてきました。いったい大和魂とは何なのか、いまも人々に備わっているのか、これからどうなってゆくのか。昔の人々が関心をもっていた大和魂について少し考えてみませんか?

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