
外道クライマー
¥1,600(本体)+税
発売日:2016年03月25日
従来の冒険ノンフィクションとは一線を画す。
これがポストモダンの冒険だ!
アルパインクライミングの世界では日本で十指に入る実力者、宮城公博。
彼がこだわるのは、数ある登山ジャンルの中で「最も野蛮で原始的な登山」と呼ばれる沢登り。
世界遺産である那智の滝登攀による逮捕をきっかけに、「人類初」の場所を求めて生死ぎりぎりの境に身を置く、冒険の日々が始まった。
「日本最後の地理的空白」と呼ばれた称名廊下、台湾最強のゴルジュ、チャーカンシー、落差日本一の称名滝冬期初登攀、そしてタイの最奥地、野生象が闊歩するジャングルの渓谷へ。46日間のジャングル行は、道に迷い、激流に溺れかけ、飢えに耐え、大蛇と格闘し、まさに死と直面する凄まじき旅となった。
商品情報
書名(カナ) | ゲドウクライマー |
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判型 | 四六判 |
ページ数 | 288ページ |
ジャンル | ノンフィクション |
ISBN | 978-4-7976-7317-3 |
Cコード | C0095 |
刷数 | 第5刷 |
著者略歴
1983年愛知県春日井市生まれ。ライター、登山ガイド、NPO富士山測候所職員。ヒマラヤ、カラコルムでのアルパインクライミングから南国のジャングルでの沢登りにいたるまで初挑戦にこだわり続け、国内外で数々の初登攀記録をもつ。2009年、ヒマラヤ・キャジョリ峰北西壁への単独初挑戦。12年、那智の滝での逮捕によって7年間勤めた福祉施設を辞める。13年、立山称名滝冬期初登攀、台湾チャーカンシー初遡行、カラコルムK6西峰北西壁挑戦。14年、立山ハンノキ滝冬期初登攀、タイ46日間のジャングル初遡行など。
目次
第一章 逮捕! 日本一の直瀑・那智の滝
第二章 タイのジャングル四六日間の沢登り その一
第三章 日本最後の地理的空白部と現代の冒険
第四章 台湾最強の渓谷 チャーカンシー
第五章 ジャングル四六日間の沢登り その二
第六章 二つの日本一への挑戦
第七章 ジャングル四六日間の沢登り その三
最終章 沢ヤの祭典 ゴルジュ感謝祭
解説 スーパーアルパインクライマー宮城(文・角幡唯介)
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